我が家に10人+アルファ大集合!のクリスマスイブ


クリスマスイブは日曜日、そして25日のクリスマスは月曜日だけど祝日となるブラジル。土日月と3連休になるし、結構25日以降はお休みモード、という会社も多いから旅行に出かけるご家庭も多いみたい。
我が家はブラジルの暦どおりにダンナが出勤するので、普通に3連休で、サンパウロで家族と過ごしておりました。


で、イブの今日は、友人家族4組を招いて我が家でパーティ。
いえ、お招きしたというか、単に会場を提供したということなのですが(笑)
現に、料理はそれぞれが持ち寄りで。4組も集まれば、チキンからデザートまでずらりと揃う揃う。広いと思われていた我が家のダイニングテーブルが料理でいっぱいになり、もうドリンクを並べるスペースがないよ。
バタバタとパソコンをどかし、サイドテーブルをドリンク・お菓子コーナーにしてなんとかスペースを確保。ふぅ。
これだけ多くの大人が集まってパーティ、という機会は実はこれが初めてだから、どうにも慣れてなくて、どたばたしてしまいましたよ。とほほ。


夕方4時くらいからぼちぼちとみんな集合し、まったりとビールなどを飲みながら、持ち寄った料理を並べる。
やっぱりメインはチキンの丸焼き!なんと今回は2匹も集合!!
ガスオーブンで約3時間、じっくりと焼かれたチキンは、ほんっとに美味しい。
外側がパリパリ、中がしっとり…。これらのチキンは、勤めている会社からのクリスマスプレゼントとして社員みんなに配られるんだって。いいねぇ。
その恩恵をちゃっかり受けさせてもらえる我が家…なんてラッキーなのでしょう。
皆さまの会社に感謝いたします(笑)


さらに今回は、どどーんとビッグな魚一匹も登場。確か、Robaloホバーロ、という魚。
スズキ?かな?とにかくでっかい…。フェイラで一匹買って、果たしてこれは何キロあるんだろう?というサイズ。よくオーブンにまるごと入ったね…。
とにかく、見た目からしてパーティを盛り上げてくれる堂々とした姿。うれしいねぇ。
お味もしっかり美味。ハーブが効いてて、すごく好みの味付けだったわ。


このほか、カリフラワーまるごと1個を使った、チーズとホワイトソースのオーブン焼きとか(これも迫力満点のうまさ)。
私が用意したおでんとか。(なぜかクリスマスにおでん?! でも煮込みモノが一つくらい欲しいでしょ?)
私が用意したおつまみ系(セロリの中華マリネ、きゅうりのピリカラ、ブロッコリーとカリフラワーとエビのサラダなど…どれもカンタンなもので失礼)とか。
まぁ、あまり統一性のないテーブルになったけど、それもまたミックスカルチャーなブラジルらしくていいんじゃない?
ってことで、食べては飲み、飲んでは食べ。


子どもたちは子煩悩なパパ陣が見ていてくれたので、女性陣はしっかりイスに座っておしゃべり。不思議とね、こんなときは子どもたち、パパたちのほうに集合してくれるのよね。
4歳を過ぎた子たち(といっても、コイとSちゃんの二人だけだが)は、大人ヌキで子供部屋にこもって遊んでるし。
(その後、部屋がものすごい惨状になっていてびびった… し、しかたないか、今日は…)


そのほか、これまたどどーんと巨大なスイカ! で、でっかい…。この大きさをどう表現しようか?
一応、成人男性の手のひらと比較して写真を撮ってみましたが、うーん、どうもうまく伝わらないなぁ。
三つ子を妊娠中の臨月妊婦さんのお腹くらいでしょうか? あ、例えがおかしい?!
とにかく大きいこのスイカはモジダスクルーゼスから。ほんとは冷蔵庫で冷やせれば最高だったけど、ゴメン、あんなに大きいスイカが入る冷蔵庫は業務用しかあり得ないかも…
冷やさなくても十分おいしく、甘さもみずみずしさも抜群のスイカでありました。


気が付いたら夜も更け… さあケーキタイム!となり、近所のパダリアに注文して届けてもらったケーキ(1キロ分)をテーブルに。
おっと失敗、クリスマスらしいデコレーションを施してもらうようお願いするのを忘れていたようだよ。
サンタも何もいない、シンプルなチョコとイチゴ(しかも3個だけ!)だけのケーキであった。
引き出しの奥にあったケーキ用ロウソクを即席で立て、火をともし、部屋を暗くしてツリーの灯りだけにしたら…それでもちょっとはイブの気分になったかな?


って、これはブラジルの誕生日みたいなセレモニーだけれども、私が子どものころの我が家のクリスマスパーティでは、いつもこのスタイルだったのだ。
それを今回、再現させてもらったのだ。
こうして火を消して、ケーキを置いたテーブルの周りを、ジングルベルの歌を歌いながらぐるぐる回るのだ。
なぜに回る??? みんな不思議顔。そりゃそうだ、クリスマスにケーキの周りを回るなんて…聞いたことないよねぇ?
私もよくわかりません…なぜ子どものころ我が家でそうやっていたのかを。
でもまぁなんだか楽しげでいいと思いません?

ってことで、大人も子供も、みんなでぐるぐる回りましたよ。ジングルベル(しかも歌詞をフルコーラスで歌える人がいたかどうか微妙な状態)を歌いながら。
しかもそれぞれにデジカメでケーキを撮影しながら回るもんだから、それはそれは怪しい風景に…。
ま、でも、これでイブ気分が盛り上がったでしょ? ええ??


怪しい儀式を終えた後、ケーキとデザート、フルーツでまたお腹一杯に。
そしてお待ちかねのプレゼントタイムでは、どうみてもサンタに見えないママイ・ノエルから子供たちに贈り物を手渡し。
1歳児のアレックスも、何かを期待してママイ・ノエルに近寄っていくからおもしろい。わかってるのか、わかってないのか知らないけど。
一人前の顔して大きな子にまじって眺めてる、その様子がなんだか笑えるのでした。

こんなふうに、賑やかにふけたイブの夜。
しみじみ、こうして一緒に集まって、楽しく飲んで食べて笑い会える友達がいるって、ありがたいことだなぁと実感したひとときでした。
最初に企画提案してくれたpちゃん、Kちゃん、はるばるモジから駆けつけてくれたCちゃん、去年に引き続き一緒に過ごしてくれたNちゃん、そして同伴してくれたそれぞれのご主人と子どもたち、ありがとうね!