来た来た、夕方のどしゃぶり…


夏が近づくとサンパウロの街では、夕方のどしゃぶりが頻発する。
そういえばここ1週間くらい、それがなかったなぁ。
妙に、毎日、空気が乾いていたものなぁ。
なんせ、一度に降る雨の量がハンパじゃないので、一度ざざぁと降ると空気がしっとり。
コンタクトの目には心地よい湿度が保たれるんだけど、この1週間はとにかく乾いていたよ。(まだ左目には治療用コンタクトレンズが入っているからさ)
でもまぁ、洗濯物がよく乾いたのはありがたいことだった…。


で、今日。
久々に来ましたよ。ゴロゴロと大音量の雷の音!!!
これは来るな… 降り出す前にコイを迎えに行かねばっ。
ということで、傘を持って早足で徒歩1分の幼稚園に向かう。
途中、おなじことを思ったのか、近所の幼稚園ママ数人に出くわす。
早く早く、ほら一粒二粒落ちてきたよ〜


…と思ったら、時すでに遅し。
容赦なく粒のサイズはアップし、数も大増量!!!
幼稚園に着いたとたん、まーさーに、これぞピーク、という豪雨になってしまった。
家を出てから実に1分の出来事ですよ?
あと3分早く家を出ていたら、ギリギリ、コイを連れて往復しても雨開始には間に合ったのに〜。


仕方なくコイと2人、歩道と車道の境に発生した急流(小川状態)をじゃぶんと渡り、半身ずぶぬれになって帰宅…。
すぐさま、シャワーを浴びましたよ。
ぬるい雨で助かった、風邪ひかずに済むもんね。


それにしても、あの、雨による道路の急流…今でこそ慣れたけど、あれはハンパじゃないよなぁ。
このあたりは市内でも高台にあたるから冠水被害はないけれど、低い地域は、雨のたびに水路が氾濫したり家が床上浸水したり…車道が小川どころか車が走れないくらいの水で埋まるんだそうだ。
その現場をこの目で見たことはないけど、よくテレビで流れている。


毎度のことなのに、事態があまり改善されないってのも…ブラジルらしいなぁと思う。
夏はそんなもの…として自然の脅威を受け止め、文句を言いながらも、仕方ないか〜と水に流しているのかな。