ブラジル人マダムたちとの持ち寄りパーティ


昨日に引き続き、にわか有閑マダムネタ第2弾であります。
9月末からソグラやら私の母やら友達の母やらを連れて受講していた、皿の絵付け教室が主催する忘年会?のようなパーティに、私も声をかけてもらっちゃったのです。
ブラジルではこれから年末にかけて、忘年会のようなクリスマスパーティのような集まりがとっても多くなる。日本と同じね。
そんなわけで、普段なかなかないような集まりに参加できる機会が、私のような主婦にも舞い降りてくるのだ。


さて今回は、一人一品持ち寄りのランチパーティ。
ある人はチキンのタルトを作るわ!、またある人は甘いタルトね!…と、手作り派のマダムたちは大張り切り。
うぅ、私はどうしよう。とりあえず日本的なもので、簡単なものを…と考え、シンプル・イズ・ベストなジャパニーズフードの代表、といえばやっぱりオニギリでしょう!
と、実に手抜きなメニューに決定したのでありました。


具は、おにぎり初心者にいきなり梅干は厳しいだろう、ということでシャケマヨネーズ・ちょこっとわさびとしょう油入り(ケンタロウレシピを拝借)。
あとはコイのふりかけをいくつか拝借、それに紫のしそ、緑のワカメ…といった具合に、まん丸の一口サイズおにぎりを20個くらい作って、日本から持ってきた皿に並べて持参。海苔が苦手な人がいるかも、という友人のアドバイスを受け、海苔は別に添えて。


さてさて会場に着いてびっくり。皆さんが用意してきた一品って…必ずしも手作りじゃなくて良かったのね?!
高級スーパー、サンタルジアで買ってきた高級チーズ各種とか、ケーキみたいな丸くておしゃれなサンドイッチをデリバリーとか…なんかすっごく豪華なパーティなんですけどっ!!
 

はっ、そうだった。ここに集うブラジレイラたちは、絵に描いたような有閑マダムだったんだ。実にハイクラスなメンバーなのだった。
そこにいきなり、おにぎりを並べる私…これは場違いだろう(笑)
しかし皆さん、そこは優しい有閑ブラジレイラ。あら珍しい、可愛いわね、どんな味かしら?と、一応、おにぎりに注目してくれる。
そして意外にもチャレンジャーな皆さん、ひとつふたつと口に運んでくれる。
よ、よかったぁ。
(しかし写真に撮ると…あまりに手抜きすぎで唖然…。桜でんぶをトッピングするとか、海苔がダメならとろろ昆布で巻くとか、もっと可愛くすれば良かったー)

私としては、まず、お米がブラジルのものとは違う点を味わって欲しかったのだ。ブラジルのお米じゃ、こういう丸い形にはなりえないでしょ?
お米の味をかみしめてもらうための、淡い味付けを感じて欲しかったのだ。
だけど、そこまで説明するポル語の余裕はなく(笑)
とりあえず味の説明(海草だよ、とか、ブラジルにはない香りのいい赤い葉っぱがシソだよ、とか)をするだけになっちゃった。
そうそう、私の生まれ育った北海道というところでとれた新米だよ、ってことも、伝え忘れちゃったよ。(ブラジレイラに北海道って言ってもわかんないさね)


と、おにぎりのことはさておき、他のお料理がまたどれも美味で…。
昼間からとっても幸せな気分。
日本人駐在妻仲間も数人同席していたので、日本語での会話も楽しめたし。
くじびきで見事、絵付け用の大皿・下絵付きもゲットできたし。
(ってことは、来年もここに通いなさいというお告げだわね…)
何より、こういうハイソなブラジレイラマダムたちと一緒にランチをする、なんてこと自体、あまりありえないこと。
いろいろと首を突っ込んでみるものですね。


絵付けに参加した日本のお母さんたちにも、あの場のあの雰囲気を体験してもらいたかったなぁ。
来年は12月のこの時期にぜひ遊びに来て下さい!