ブエノスは買い物も楽しいのだ(パタゴニアその⑨)


いよいよ6泊7日の旅も今日が最終日。サンパウロに向かう飛行機は午後4時発だから、ホテルに送迎バンが来る1時半までの間、フリータイムであった。
昨夜の雨と雷は去り、天気も良く気温も上がってきた。お散歩にはちょっと暑いけど、せっかくだから、買い物天国といわれるフロリダ通りまで歩いてみることにした。


このあたりの歩道はよく整備されているね。サンパウロのでこぼこ道と違って、ベビーカーでもスムーズに移動できるよ。
何ていうか、全体的に、きちんと街づくりってものを考えている気がする、ブエノスは。
サンパウロでは、街づくりなんていう概念を、ほとんど感じることがないからねぇ。
快適に歩道を歩み、フロリダ通りに入ると、まぁまぁ平日の午前中だというのにものすごい人出だわ!
歩行者天国状態の小さな通りの両脇に、洋服や靴、雑貨、スポーツ用品、お菓子などなど、いろんな小売店舗が並んでいる。
安そうな店も、高級そうな店もある。
ところどころで立ち止まり、品定めしては、次に移る。ウインドーショッピングだけでも楽しいね。


ブエノスは、ナイキやアディダス、プーマなどのスポーツブランドが安いと聞いていたので期待していた。
確かにスポーツ店は多かったなぁ。そういわれればサンパウロより安くて可愛いスポーツウェアも多いかも!
プーマなどは、アルゼンチンに工場があるんだってね。


フロリダ通りをかなり進んだあたりに、豪華なショッピングモールがあった。あぁ、最初からここを目指していれば、ここを見る時間をもっと取れたのに!と悔やまれるくらい、よさげなお店がたくさん入っているモールだった。
確か名前はガレリアス・パシフィコ。
クリスマスのデコレーションもシックなムードで、大人の街といった印象を強く受けた。
それにしても白人が多い街だ。サンパウロでよく見かける褐色の肌の人は、ここにはほとんどいない。
その点も、ここが南米のパリとかローマとかマドリッドとか呼ばれるゆえんなんでしょうね。


近くの日本料理店で(また日本か!)ランチを取り、ホテルに戻って荷物をまとめ、チェックアウト。
今日もまたまた慌しいよ…。
バンに乗って国際空港に着いたら、カウンターは長蛇の列。サンパウロと違ってここは赤ん坊連れだからといって追い抜きさせてくれないみたい(涙)。
みんな大きな荷物を持って、延々、順番を待つしかない。
さてここで一つおもしろいモノを発見。ブルーのラップのようなものでぐるぐる巻きにされたスーツケースたちである。


これは一体どういうこと??と不思議に思い、ガイドさんに聞いたら、安全のためのサービスなんだという。
そしたらありましたありました、玄関入り口にその機械が。
1個20ペソで巻き巻きしてくれるらしい。700円くらい?高いのか安いのかよくわからないし、効果のほども定かじゃないけど、結構やってる人多いのよね。
日本では見たことないよね?

飛行機は2時間遅れで出発。子連れで空港足止め2時間はキツイものがある…。
でも乗ってしまえば3時間弱でサンパウロ。近いもんです。外国なのにね。
空港での待ち時間も、久々にのぞいた免税店でシャネルの口紅を物色したりして、結構楽しめたし。


サンパウロ国際空港に無事到着し、我が家に着いたのが夜の10時過ぎ。
あぁ、何事もなく無事に元気に帰ってこられて良かった。
楽しかったけど大変だった今回の旅。疲れ果ててみんな、どよーんと眠りにつきました。
大変だった話と、旅の総括などはまた次回に。