北東部の大都市、レシフェ(ノルデスチその②)


早朝5時15分に家を出発した。まだ暗い朝。眠い眠い。
しかも前夜にちょっとしたトラブルがあって、私はほとんど寝ていないよ…。とほほ。
しかし旅に向かうパワーというのは不思議なもので、多少寝てなくても大丈夫なものだ。


旅行会社が指定したGOLの便は、なんと、リオ経由のレシフェ行きであった。直行便も出ているんだけどね、なぜかリオ経由しか取れないんですと。
リオに一度着陸し、サンパウロからのお客さんをどっと下ろし、リオからレシフェに向かうお客さんをどっと乗せる。その間、私たちは機内で待つのみ。待つこと30分強ってところか。
直行便なら3時間半で着くところを、4時間半くらいかかるんだから大変だ…と思ったけど、30分ちょっとだしね。意外と平気だった。
機内は満席でもなく、こんなふうに0歳児に1席与えてもOKな状況。ラッキー。
結構長い間、こうやって一人で座っていられるもんです。成長したなぁ。


レシフェの空港に着いたのは正午ちょっと前。早起きでほとんどまともに朝食を食べずに飛行機に乗ったのに、GOLってほんっとケチなのよねぇ、軽食のひとつも出ないのよ。
機内サービスはスニッカーズみたいなお菓子と、2枚入りのクラッカー、それにドリンクだけ。
1時間のフライトだろうが、4時間半のフライトだろうが、おんなじものが出てくるっていうのはある意味すごい…。いや、最近の日本の航空会社もそうなのかな。


ともかく、空腹で空腹でフラフラになりつつ降り立った空港は、なんだかモダンで新しくて、地方都市とは思えないくらい立派だった。前回のクイアバ空港もきれいだったけど、ここも新しさでは負けていないかも!かなり都会じゃないのー。



ホテルは、旅行会社が指定した「Terra Mar」。
レシフェといえば多くの観光客が滞在する、ボア・ビアージェン海岸より南にある、ピエダージ海岸というエリアにあるホテルだ。
ここが結構良くってね。なんと最上階に近い高層階の、オーシャンフロントのお部屋だったのだ。
部屋に入ると目の前に大きな窓ガラス、そしてそこには広がる海。いいねぇ。
やっぱりリゾートはこうじゃなきゃ!

そしてさっそく腹ごしらえ。とにかくすぐに何かを食べたかったので、ホテルのレストランへ。
ここは海も見えるし、落ち着いた雰囲気でなかなか良かった。
食べたのはCarne de Sol。直訳すると、太陽の肉?! 要は、干し肉だったんだけどね。
肉は少し固くて、すっごく美味しい…というものではなかったけれど、これがこの州の名物のひとつなのね〜と思いつつ味わった。
付け合せの豆がなかなか気に入った。いつも食べるフェジョンの豆と少し違っていたから、新鮮に感じたのね。


海岸沿いには高層ホテルやリゾートマンションが立ち並んでいる。サントスの海辺もこういう感じだったなぁ、やはり人々は海のそばで暮らしたくなるんだろうか。
ここ、ピエダージ海岸の良いところは、砂浜からホテルが直結していること。オンザビーチのホテルなのだ。
ボア・ビアージェンになると、通りを1本隔てて砂浜に出なければならない。そう、ワイキキの多くのホテルのようにね。
ビーチ直結は、海水浴に最適だわね。今回は泳がなかったけど。

夕暮れ時のホテル群も、なかなか素敵なのです。
この日は、移動で疲れていることもあって、ホテルで食事をしたあとは近辺のビーチをぶらぶらお散歩しただけで終わったのでした。