いまのブラジルがわかる2冊

このほど日本から2冊の本が届いた。我が家ではいつもおなじみの通販サイト、
クラブジャパンに注文してあったものだ。
どちらも、いまのブラジルについて書かれた読み物で、どちらもまだざっとしか目を通してないけど、すごくいい本だと思う。


ひとつは、こちら。

「海を渡ったサムライたち」という本で、私の愛読新聞「ニッケイ新聞」が連載していた記事をまとめて1冊にしたもの。海を渡る…の意味は二つあって、ひとつは、ブラジルから日本へやってきたひとびと(デカセギの人々から、サッカーのジーコ三都主アレックスなども含む)のストーリー。
もうひとつは、日本からブラジルへやってきたひとびと(移民とか、国際結婚とか)のストーリー。どれも短編なので、ちょこちょこと読み進めるのもいい。
そこにはきっと、イメージどおりのブラジルと、イメージとは全然違うブラジルが描かれている…と思う。(って、まだ全部読んでないのさ)


そして特筆すべきは、執筆者の一人に、私のサンパウロ友達であるpちゃん(よくコメント欄にも登場してくれているよ!)がエントリーされている。すごいぞ!!!
彼女のブログにも詳細が書かれています。こちら。
http://d.hatena.ne.jp/patinha/20060708
新聞社がまとめた本だからといって全然堅苦しいものではなく、むしろ、私のブログを通じてブラジルに興味を持ち始めてくれた人がいたとしたら、そういう方々にはとても興味深く読み進められる一冊だと思う。


サンパウロ市内の日系書店を2軒ほど見たけど、私が見たときには置いてなかったんだよなぁ。だったら日本から取り寄せたほうが早いや、と思って発注しちゃいました。
最近はもう並んでいるのだろうか?
日本の大きな書店にもあると思うし、地方の方は、ぜひ上記アマゾンからお取り寄せ下さい。


もう一冊は、こちら。

ブラジルのことがマンガで3時間でわかる本 (アスカビジネス)

ブラジルのことがマンガで3時間でわかる本 (アスカビジネス)

「ブラジルのことがマンガで3時間でわかる本」。これもですね、とてもわかりやすい言葉で書かれているので、すごく読みやすい1冊です。
ブラジルに6年間ほど駐在していたという商社マンが著者です。すごい、いち駐在員がこんな本を出せるなんて!ネタも豊富で、むしろいまここに住んでいるからこそ興味深い内容が満載です。


たとえば、私のお気に入り化粧品ブランドのnaturaがどんな企業なのか…とか、
住宅街の価値を決めるのはパダリヤ(パン屋)…だとか、
サバイバルの4条件… とか、
日本人ならポルトガル語は簡単… などなど、
思わず心を揺さぶられるテーマがいろいろ挙げられています。


マンガで3時間で、とあったので、全頁がマンガかと思いきやそうでもなく。
マンガというより、イラストで本文の補足説明をしているという感じかな。
だけどそのおかげで、読書が嫌いな人にも楽に読み進められる気がします。確かに、3時間あれば読めるかも。(でもまだ読破していないのだ)


ちなみにこの本は、インド、中国、ロシア、アメリカ編がそれぞれ発行されているようです。
そっちも興味深いなぁ。