初!スタジアムでサッカー観戦(サントス戦)


ワールドカップが終わって、ブラジルのクラブチームの動きも通常に戻ったようだ。
私は詳しくないのでよくわからないんだけど、どうやら今、ブラジレラォンというブラジル1を決める大会?が行われている…らしい。
で、サッカー観戦フリークの我がダンナ、チームの紹介や試合日程が網羅されている雑誌を買い込んでは、日々、眺めているのである。
そして、ひいきのチーム「サントス」(かつてペレがいたチームで、カズも在籍していた)の試合がいつなのかをチェックしている。


で、今日、サンパウロ郊外のサン・カエターノという街のスタジアムで試合があるという。
そこならサンパウロ市内ほど危なくないだろう、ということで、家族そろって初めて観戦に出かけることになった。
チケットは、ダンナの同僚で同市在住の人が買っておいてくれたそうだ。


試合は午後4時開始、ということで、日本祭りの余韻を引きずりつつ車でスタジアムに向かう。
これがまたわかりにくい場所にあるスタジアムでねぇ… 住宅街のど真ん中、しかも小高い丘の上のほうにある感じ。うろうろ車で探しつつ、人に尋ねつつ、ようやく試合開始直後にそこへたどり着いた。
しかーし!入り口でなんと入場拒否されてしまった私たち。
ものものしく並んだ警察?警備員?のお兄さんに、「子どもは5歳以下は入れないというきまりがある」と困惑顔で告げられる。
えー… そうなの? 聞いてないよー!!!


仕方ない。じゃあ前半・後半で分かれて、一人ずつ見ることにしよう。
最初は私とコイが入り、その間、アレックスとダンナはおんぶっこバギーでお散歩ということに…。(ちなみにコイは4歳だけどさ)


さてさて、張り切って入場してみると、あらまぁ、サッカーグランドってこんなに狭かったっけ?というのが第一印象。
そこのスタジアム、競技場と観客席がものすごーく近くて、金網ごしに、コーナーキックするホドリゴ・タバタ選手(サントスで10番をつけている、日系人のFW。なかなか素敵なのだ)の顔がよーく見える。オペラグラスなしで、ゴール前のやりとりがしっかり見えるのだ。
スピード感が生で伝わり、声まで聞こえてくるような世界。
生のサッカー、なかなかおもしろいじゃないの!


残念ながら両チームとも得点することなく、前半終了。もっと見ていたかったけど、ダンナと交代して、今度は私がアレックスと散歩することに。
しかしさすがに45分間も夕空のもと歩き続けるのもつらいので、スタジアムわきのパダリア(パン屋さん)にて、コーヒーを飲みながらテレビで試合観戦をした。
地元のおじさんたちと混じっての観戦、これもなかなか楽しかった。今そこでやっている試合をテレビ画面で見ることも、なんだかおかしかった。


結果はサントスが2回もPKを取られ、その2回ともゴールされ、2−0でサンカエターノの勝ちであった。
がっくり肩を落としたサントスサポーターが、大型バス何台にも乗り込んで、帰っていった。
ここはサンカエターノの地元なのに、サントスサポーターの方が多かったなぁ…。


ちなみに、サッカー場内の雰囲気は、特に危険という感じもしなかった。
まぁ、私たちが確保した席は、サポーター席とは離れたサイド側。チームユニフォームで身を包んだ熱狂ファンの少ないところだったからかも知れないけどね。
コイくらいの幼児も結構いたし、女性もいた。
私は、サントス(白に黒文字)ユニフォームに一番似ている手持ちのユニフォーム(ドイツ)を着ていった。
もちろん、他にドイツを着ている人なんていなかったけどね!


ところで、ブラジルには700を超えるクラブチームがあり、13000人ものプロサッカー選手がいるんだそう。
すごいよね…。さすが、サッカー王国。
そんな中から選ばれるブラジル代表って…。