サラダづくり


今年から我が家に毎月「しまじろう」が届くようになった。
もともとあまり興味はなかったんだけど、海外にも割と安く届けてくれるサービスがあるというので、せっかくだから…と取ることにしたのだ。
しまじろうをご存じない方に一応軽く説明すると、ベネッセが出している幼児向け教材のことで、小冊子(ワークブックみたいなの)やらビデオやら知育玩具みたいなものが毎月家まで届くというものだ。
内容は、数字や文字を覚えさせるものとか、生活習慣を身につけさせるものなどなど。
それらを見ていると、まぁ上手く子どもをその気にさせるなぁ…と時々感心させられる。


で、今月のトピックの一つが「おてつだい」と「やさい」だったのだ。
付録にはおてつだいエプロンなるものが付いてきた。ちゃんとした布の、しまじろうデザインのもの。子どもでも簡単に着脱できるように、マジックテープで止めるようになっている。
そして小冊子には「エプロンを着ておてつだいをしよう!」だの、「やさいをつかっておりょうりしよう!」なんていう言葉がずらりと並んでいる。


それを見たコイ、まぁなんと単純というか素直というか…
張り切ってエプロンを付け、サラダの作り方を見ては「きょうはこれつくろうよ」と台所に立つ。
えーと今日のメニューはもう決まってるんだけど。ま、サラダ一品増えるくらい、いっか。
というわけで、親子でサラダ作り…なんだけど、まだ怖くて包丁は持たせられないよ。
だから野菜は私が準備して、とりあえずドレッシングを混ぜる作業と、野菜を盛り付ける作業をお願いした。
それでも喜んで、私の指示に「はい!」「はい!」と答えながら従う。
可愛いなぁ、4歳児ってこんなに純粋なのね(いや、純粋なときもあるのね、というほうが正しい感覚か。)と思わされる瞬間。



小冊子のレシピを見ながら盛り付けられた野菜は、まさにレシピどおりでコーンを中央に据えていたりする。
まだまだオリジナルには程遠いけど、作業を楽しんでやれたことは、すごくいいことだと思う。
そして、コイの混ぜてくれた和風ドレッシングは、これがなかなか美味しかったのだ。



その間、アレックスはトリップトラップに座って私たちの様子をじっと見ている。
それを見てコイは言う。
「アレックスが大きくなったら、今度はコイくんが指導するんだ!やさいはこうやって切って、ドレッシングはこうやって混ぜるんだよって」
「アレックスと二人でレストラン作ろうかな〜 レストランの名前はどうするかな〜」
「お客さんは誰が来るかなぁ〜 ○○さんとか来るかなぁ〜」
ちなみに○○さんとは、今日私が一緒にランチをする予定だった友人名。そういえば今日、連呼していたからね、私。よく覚えてるもんだ。


そんなやりとりが、なんだかとても楽しかった。
子どもって、小さい赤ちゃん時代はもちろん可愛いけど、成長するにつれ、また違った可愛さというか、おもしろさが生まれてくるものだ。
最近のコイと話していると、本当にそう実感する。
同時に、にくたらしいことも多いけどね…。まぁそれも成長の証。