人も街も道路も黄色と緑

今日は街の中のワールドカップを探しに出歩いた。
パウリスタ通りには何件ものグッズショップ。黄色いTシャツや帽子に加え、激しい音の鳴る笛(何種類もある)とか、旗などなど、とにかく黄色と緑の商品が山積みであったよ。
そして結構足を止めて何がしかを購入していく人が多いのにビックリ。
さすがだな。熱い人たちだよ、ブラジル人。


そして平日はまだ少ないのだが、週末になるとググっと増えるのがブラジルTシャツの着用率。
街を歩いていて、数分に一人は見かける黄色…ときどき緑…そしてときどき青。
かくいう我が家も今日は黄色一家。これはかなり目立ちます。
ベビーカーの中のアレックスまで黄色だからね。黄色の一団、しかも東洋人ってことで、ブラジル人に見られる見られる。
確かに客観的に見たら珍しかったかも…。


さてパウリスタ通りを歩いた後は、車でショッピングセンターノルチへ。
ここにはスポーツショップがたくさん入っているのだ。だからダンナは数あるショッピングセンターの中でもここが大好き。
車で走っていても目に付くブラジル国旗。そう、お正月のしめ飾りを車につけるように、この時期ブラジル人は車に国旗を付けて走るのだ。
フロントドアの上部に小さい国旗をはめ込んでいる感じで、左右両方、合わせて2本を取り付けている車が多い。黄色と緑の吹流しみたいなのを付けてる車も多いね。


ショッピングセンターの中にもやっぱり黄色と緑の装飾があふれている。
イベント広場のようなところにはテレビが設置されていて、今日はアルゼンチン対コートジボアール戦をやっていたんだけれど、早速群がる人・人・人。

おもしろいことに、コートジボアールがチャンスになると大喜びするブラジル人たち。
逆にアルゼンチンがゴールするとブーイング。
よっぽどアルゼンチンのことが嫌いなんだと見た…。


ショッピングセンターではダンナがブラジルのユニフォームを購入。
ずっとホビーニョの23番を探しているんだけど、どうやら作られてないらしい。
あるのは圧倒的に10番(ホナウジーニョ)、ときどき9番。カカーなんてありえない…売り切れたのか、それともそもそも作られていないのか。
とにかく10番、10番、10番である。
今日行ったお店では、その場で好きな番号や名前をアイロンプリントで入れるサービスをやっていた。いくらか知らないけれどね。


ここの店員のお兄さんによると、日本のユニフォームも大人気で、昨日で売り切れたのだそうだ。お兄さん、「信じられない!」とびっくりしてたよ。
確かにイタリアやドイツやイングランドなどのユニフォームはまだ残ってたけど日本はなかったなぁ。入荷数自体が少なかったのかな、日本は。それともユニフォームのように高価なもの(7000〜9000円くらい)を買うのは日本人くらいしかいないのかな?
それとも純粋に日本好きなブラジル人が多いのかな?


買い物のあとは、道路のペイントを探しに出かけた。
道路のペイントとはこういうもの。


すごいよね。通りにペンキでワールドカップ関連の絵を描いちゃうんだから。
車の通りが少なさそうな、小さな通りでしか見られないもの。だって交通量の激しいところだと、描く暇がないものね。
それにしても結構芸が細かいというか、上手に描いているのでびっくりする。
もう少し拡大してみると、こんな感じ。

別の通りでは、上空をブラジル国旗で彩り、あたり一体をきれいにデコレーションしていた。
まるで競い合っているかのように、どこもかしこもブラジル装飾…。
やっぱりブラジルだね。サッカー王国、サッカーが国技と言われるだけある。
サッカーへの思い、ブラジルへの思いがとっても純粋で、ダイレクトで、なんだかちょっぴり感動。
こんなところでサッカー王国を実感してしまった私でした。