ブラジル社会の腐敗の現状…

昨日、今回の暴動について日本語新聞がどう伝えているか、そして私がどういう感想を持っているかを書いたところだけど、今日になっていろんな方々(ブラジル在住の日本人の方々)のブログを読み、あぁ自分はなんて浅はかな理解だったかと情けなくなった。


ブラジルという国にはどれだけ根深い社会問題が潜んでいるのか。
いかにお金がモノを言う国なのか。
どこまで政治が、組織が、腐敗しているのか…。
とてもじゃないけど、いち駐在員の妻としては知り得ることのできない「本当のブラジル」が、他の方々のブログを通して少しだけではあるけれど見えてくる。


ご興味のある方は、次のブログをぜひお読みいただきたい。
私がこの国で暮らすに当たって、いつも大変お世話になっているブログの数々である。
私の日記のリンク欄にはあえて掲載してないけれど(お気に入りサイトがあまりに多すぎて、リンクをしているときりがないので…)、
これを機に、もしブラジルのことをより深く、現実的に知りたいと思った方がいらしたら、
ぜひ読んでみていただきたいと思う。
(下記のハンドルネームをクリックしたら、それぞれの記事に飛びます)

Sao Pauloさん
Gabbynaさん
Palmeirenseさん

いわば、数年間だけの「腰かけ」住民である私には、この国の社会を批判したり論じたりするだけの知識も、またその資格もないけれど…そしてもちろん選挙権などもないわけだから、この国の政治に関わる部分なんて皆無だけれど…
それでも、自分の住む国の現状は、わかる限り把握しておきたいとは思う。


もし、ブログをやらずに、駐在員社会の中だけで過ごしているだけならば、このようなブラジルの本当の姿を知ることもなかったかも知れない。
そして、そんな姿を知らなくたって、十分生きていける環境がここにはあるから。
どれだけ貧富の差があるかなんて、ここに住んでいるだけでは、知る由もない。
サンパウロの一地域にすぎないこの地域には、大体同じような境遇の、同じようなレベルの住民しか住んでいないから、これ以上の暮らしもこれ以下の暮らしも、到底知ることは出来ない。ここだけにいる限りは。
そしてそれは、超お金持ちや、超貧しい人たちにも当てはまることだろう。
超お金持ちはその同レベルとしか関わらないし、超貧しい人もしかり。


それがブラジルという国なんだろうな。