Embu(エンブー)の蚤の市へ

caolin2006-04-23



3連休最終日の今日も見事な晴天。ほんとは家でゆっくりしよう…と思ってたけど、
ここまで空が青くて雲ひとつないと、なんだか出かけないのがソンみたいな気になって
今日も近郊の町までプチドライブ。
サンパウロから28キロ、車で1時間ほどで行けるエンブーという街へ初めて行ってみた。
ここは、週末の蚤の市が有名で、また、芸術家が多く住む街としても知られている。
青空のもと、快適ドライブで町に着くと、広場近くの駐車場には車の列!
すごい…人気あるのね、ここ…。


やっと車を停めてベビーカーで繰り出したら、食べ物の屋台やら、工芸品を売る屋台やら、通りでアコーディオンを演奏するおじさんやら、絵を描くおじさんやら…それはそれは賑やかだ。かなりの人が出ていて、熱気ムンムンという感じ。活気あるなぁー。


手工芸品は、実にいろんなものがあった。だいたいが店先で作りながら売っている。
ウッドビーズをつなげたアクセサリーとか、手編みのカーディガンとか、ハンドバッグとか、ベルトとか。木彫りのネームプレートとか、手作り楽器とか、小さな銀の置物とかもあった。大きい家具や、アンティークを扱う店も多い。
この雰囲気、そういえば卒業旅行で行ったイタリアのフィレンツェの蚤の市みたいだ!
そこで私たちは散財し、せっかくのイタリアなのにイタリア料理を食べるお金がなくなり、泣く泣くマックのハンバーガーで空腹を満たしたんだったなぁ。なーんて全然関係ないことを思い出したり。


広場の一角には、絵描きさんが自分の作品を売るコーナーがあり、これがなかなか圧巻だった。いろんなタッチの絵があっておもしろい。大きな額に入ったものから、小さいのをいくつもシリーズで飾るものまで、実にバラエティ豊か!
漢字をモチーフにしたものが結構あって、サンパウロの漢字人気をここでも垣間見ることが出来たよ…。結構あちこちに出回ってるのよ、ナゾの漢字デザインのグッズが。


漢字を描いたオバサン画家に話を聞いたら、一応意味を考えて漢字を選んでいるらしい。
力とか平とか幸とか…なぜか狗とか根とか。(ブラジルは犬を飼う人が多いけどさ…)
本を見て書いたというその文字はかなり怪しげではあるが、アートとして見ればなかなか味があっていいかも。
色使いと字のバランスが気に入ったと言って、ダンナがひとつ購入。10へアイス(550円)であった。芸術の芸の難しい字、藝大の藝ね。


ランチは、ブラジルのガイドブックに載っていたレストランへ。
これがかなりアタリで、ドイツ料理とバイア料理(ムケッカ)が同時に食べられるという不思議なコンセプトの店であった。オープンテラスは、こんなに青空だと本当に気持ちがいいね。(詳しくはソトメシにアップします)


しばし買い物を楽しみ(といってもほとんど見るだけ)、まだまだ明るいうちに帰途に着いた。
こんなにサンパウロから近いのなら、週末の気分転換にはピッタリだと思った。品物も結構安いし、アイデアあふれる芸術品は見てるだけでホントに楽しいからね!