サンパウロ動物園

caolin2006-04-21



今日はチラデンテスの日といって、祝日。チラデンテスとは人の名前(というか、あだ名)で、ブラジルの独立運動で活躍した英雄なんだそうです。
ちなみにこの日とは別に、ちゃんと独立記念日の祝日も存在するのだ。
先週は復活祭の連休で3連休、そして今週はチラデンテスの日を含む土日でまた3連休になる。
さらに来週はメーデー(こちらでは祝日)が月曜日にあるので、土日月でまたまた3連休…。日本ももうすぐゴールデンウイーク、ブラジルでも似たような時期に連休3連発となるのだね。(悲しいかな、ここでは全部つなげて10連休…とかにできないのがツライ)


この連休は特に予定もなく、行き当たりばったりでお天気を見てから行動しよう、ということにしていた。
そしたら朝からものすごい秋晴れ!いや、夏のように暑いよ!
こんな日に家にこもってるのはもったいない… 家族全員、意見が一致したので、午後から出かけても楽しめそうな場所をピックアップ。
そうだ、動物園へ行こう!


サンパウロ動物園は中心街から南方面へ約30分ほど車で走れば到着。意外と近いのね。
さすが好天の祝日とあって、園内は家族連れ(特にコイくらいの幼児連れ)でいっぱい!
ベビーカーの赤ちゃんもたくさんいる。なんだかそれを見てほっとする。
入場料は大人10ヘアイス(約550円)、6歳以下は無料だ。チケットをゲートに通していざ中へ。


見るからに広大そうな動物園だ…。不思議なことに、園内案内図のようなものは存在せず。
園内マップが一部1ヘアウで売られているはずだけど、なんと今日は「品切れ」ですと…
仕方ないから、右も左もわからないまま、ただなんとなく歩き出してみた。


園の雰囲気は、横浜のズーラシアに似ている。園自体が広々としていて、木々が生い茂っていて、動物達の暮らすエリアも非常に広い。サンパウロという都会の動物園だから、東京の上野動物園みたいなのを想像してたけど、いやいや、開放的でとっても広大であります。
キリンやライオンやトラやゾウなどの大型動物が、オリの中ではない、自然に近い環境で飼育されているのがいいね。さすがに鳥類やサルはオリの中だけれど、それでもスペースが広いから気持ち良さそうだ。


パンダやコアラはいない。ニホンザルのサル山もない。けれどその代わりに、ブラジルならではのカラフルな鳥(オウムとか)がたくさんいたり。
とてもオーソドックスだけど、ただ歩くだけでも森林浴気分が味わえて気持ちいい。そんな動物園だった。


ちなみにブラジル人たちが多く群がっていた人気スポットは「トラ」「キリン」。
みんなデジカメで熱心に撮影していたよ。


午後2時半ごろ到着し、閉園の5時までいた。結構歩き疲れるので、このくらいでちょうどいいかなぁと思った。帰りの道路は途中まで少し混んだけど、午後からふらっと出かけて帰るにはぴったりの行楽スポットだった。
ここなら何度かリピートしてもいいなぁ。今度は説明を受けながら、もっとひとつひとつゆっくり見たいね。