初!胃カメラで麻酔体験


出産ですら麻酔を使わずに頑張っちゃった私が、今日、人生初の「全身麻酔?」を経験してしまいましたよ。
今日、ダンナの会社の指示により、ブラジルの病院での健康診断(メジカルチェック)を受けてきた。
へぇ、奥さんもダンナと同じ内容の健診を受けられるものなのね…日本でもそうなのかな?サラリーマンの奥さんって?
私は今まで自分の会社の健康診断を受けてきたから、ダンナに付随してというは初めてなのだ。


利用した病院は、ドゥトラ街道沿い(中心部からちょっと離れてる)にある、バリバリ日本語が通じるその名も「にっぽ ぶらじれいろ」病院…。
そこに朝7時過ぎに着き、日本語での案内役のおばさまにフォローしてもらいながら、健康診断を一通り済ませてきたのだ。
なんとそこには子ども部屋があり、検査中はシッターさんが子どもを預かってくれる。
さらに驚くことに家族単位で利用できる「個室」があり、そこで検査着に着替えたりするのだ。トイレとシャワーも付いてた…す、すごい。
結局、着替えにしか利用してないんだけどね。


さて検査の内容は、まぁだいたい日本で去年受けたのと同じかな。
・心電図
・眼底検査
・胃内視鏡胃カメラ
・X線
マンモグラフィー
・婦人科健診
・負荷心電図
・血液検査
・内臓の超音波検査
・検便、検尿

そんなとこかな。
さてこの中で初体験だったのが、なんといっても胃カメラだ。
今まではバリウムによる胃の検査だった。これまた辛いんだけどさ…。胃カメラはそれよりさらにツライと聞いてたから、ものすごーく恐怖だったんだけれども。
なんとここでは、「軽い注射による麻酔」を利用しての胃カメラが一般的とのこと。
え、胃カメラに麻酔ですか?と案内役のおばさまに聞いたら、
「いやいや、カンタンな眠り薬よ」と一言。ね、ねむりぐすり、ですか。


いずれにせよ、意識をなくしたことは今まで一度もないため(泥酔によるものも含む)、自分の意識がなくなっちゃうって、どういうことなんだろう…と大変興味津々であった。
で、どうなったかと言うと。


ベッドに横になり、麻酔医と少し会話をし(ブラジルに来てどのくらいだ、とか、ポル語は話せるのか、とか。)、まずはピンク色の液体を50ccほど飲まされた。これは別に変な味じゃない。
続いてノドにスプレーをシュシュッと。これが苦くて苦くて…しかもだんだんのどの奥がしびれてくる感じ。どうやらこれは、のどに対する局部麻酔のようだ。次第にしゃべりにくくなり、つばも飲みにくくなる。
そして右腕に、麻酔を入れる用の針を刺される。続いて胃カメラを操作する別の医師がやってくる。ふたたび少し会話をして(彼は日本語堪能な日系人であった)、その間に先ほどの麻酔医が右腕に液体を投入し始めた。
と、覚えているのはそこまで。
次に気付いたのは、「caolinさーん、終わりましたよー」と呼ぶ案内おばさまの声。
その間、一体どのくらいの時間が経っていたのかは不明。しかし、胃カメラ検査はちゃあんと終了していたようだ。恐るべし。
ホントに全然知らない間に、異物がノドを通り腹を探り…信じられない。


ちなみにダンナは、麻酔液投入後、口に何かをはめられたところまでは覚えているのだと。
口に何か?うーん、全然想像もつかないや。
かくして、痛くもかゆくもなく、恐るべし胃カメラ検査は終わったのだった。
これなら、バリウムより楽だわ〜。


このほか、マンモグラフィー乳がん検査)も初体験。これも痛い痛いと聞いてたけど、思っていたより全然痛みは少なくて良かった。
負荷心電図というのはルームランナーマシンで歩き⇒早歩き⇒ランニングとペースをあげていき、ひたすら走り、疲れた頃に脈を計るというもの。その間ずっと心電図装置も動いている。
これは運動不足のカラダにはきつかった…。たかだか10数分しか走ってないんだけど、汗がほとばしり動悸が激しくなったよ。


そして眼底検査。これはつらかった。
瞳孔を開く目薬を3度さし、その後、激しくまぶしい光を目に当てられる。何度も何度も。これはイジメですか?というくらいまぶしかった。その後数時間、ずっとそのまぶしさが続くのであった。


すべて終わって帰途に着いたのが2時半ごろ。そういえば昨夜から絶食だったし、お昼はカンタンな軽食しかとってないし、眠り薬のせいでウトウトぎみだし、目はまぶしいし…
かなり疲れきってしまったよ。