オーヴォ ジ パスコア(イースターの卵)

今度の日曜日、16日は「パスコア」といって、キリスト教にとって非常に大切な日。
英語ではイースター、日本語では復活祭などと言う。
ブラジルでは、パスコアがある週の金曜日が「キリスト復活の日」で祝日となり、うれしい3連休となるのだ。
…と、キリスト教徒ではない私たちにとっては、普通の祝日感覚しかないんだけれど、
ブラジル人の多くがカトリックであることを思えば、この日はとても重要な意味のある日なんでしょう。


そしてこの時期、嫌でも目に付くのが「オーヴォ ジ パスコア」。
直訳すると、復活祭の卵、であります。
これはチョコレートでできた卵で、親指サイズの小さいものから子どもの頭くらいある大きいものまで、バリエーション豊かにサイズもさまざま取り揃えられております。
スーパーに行くと、卵のアーチみたいに展示されてて、そこだけ店内の照明が暗く感じられるほど…。



これは親しい友人の間で贈り合ったり、お世話になった人にプレゼントしたりするものだそうで、我が家も先日、友人Sちゃんから頂いたのでした。
一度見てみたかった(食べてみたかった?)から、とてもうれしかった…。
うちの男児二人分、ということで、なかなか大きめなものを2個いただき、
一つは写真右にあるスーパーマン(ポル語ではスーペルオーミン)、もう一つはバットマン(バッチマン)のデザイン。
卵の中は空洞になっていて、そこに子どもが喜ぶ小さなオマケのおもちゃが入ってるのだ。
こういうスーパーヒーローもののほか、サッカーチームデザインや、女の子向けにはキティちゃんなども。
チョコの味は普通。


パスコアの日まで部屋に飾り、終わったら食べるというのがもともとの慣わしだそう。
だけど最近は買ってすぐに食べ、期間中いくつも食べる人もいるんだとか。


写真左上は小さいカゴにウズラの卵サイズがいくつも入ったもの。大人向けのデザインね。
下はコロンバというお菓子、これもパスコアシーズンに出回るもの。チョコケーキ、おいしいので私は好き!