前置詞が難しい

数字に続き、またまた私の頭を悩ませるヤツ… それは前置詞。
前置詞にもいろいろあるんだけど、今回のレッスンでびっくりしたのが、場所を表す前置詞のバリエーションの多さ!どういうことかと言うと、


私は○○に住んでいます。


という文における「○○に」の「に」という前置詞。これがなんと、どこに住んでいるかによって違ってくるのよ。
さきほどの文をポル語にすると、


Eu moro no/na/em ○○.(エウ モロ ノ/ナ/エン ○○)
となるわけ。
具体的に言うと、「私はサンパウロに住んでいます」なら「Eu moro em(エン) Sao Paulo」。
「私はリオデジャネイロに住んでいます」なら「Eu moro no(ノ) Rio de Janeiro」。
「私はリベルダージに住んでいます」なら「Eu moro na(ナ) Liberdade」。
日本語みたいに、いつでも場所は「〜に」でいいわけじゃない。
英語みたいに、「in 〜」でいいわけじゃないのだ。
地名によって、no か na か em か、この3タイプのうちから選んで使わなければならないのだ。
そしてこれがまた不規則というか、わけわからないというか… 


たとえば、Paraiso や Morunbi,Rio de Janeiro,Amazonas は no.
Liberdade や Bahia は na.
Sao Paulo, Santa CatarinaやMoemaは em.


一体、何がどう違うんですか??ええ??
…と、思わず食って掛かりたくなりそうなくらい、わけわかんないです。
一応、no は男性名詞につき、na は女性名詞、という法則はあるけれども、
どの地名が男性だか女性だか、全然わかんないよぅ。
普通の名詞なら、語尾が o で終わるものが男性、a で終わるものは女性(例外ももちろんあるけれど)という法則があるけど、地名においてはそう簡単にはいかないらしい。


こんな難しいこと、ブラジル人はみんなちゃんとわかっているものなの???と先生に聞いてみたら、「よく耳にするから自然と覚えてしまうものだ」と言っておりました…
まぁ、最低限、自分が住んでいるところについてちゃんと言えればいいかな。


考えてみたら日本でも、
岩手は県、島根も県、大分も県だけど、東京は都。北海は道。
旭川は市、函館も市、だけどニセコは町、中津江は村…というように、地名によってカテゴリが違うものね。(これは前置詞とは全然違う次元だけど)
外国人にとっては、その辺はきっとちんぷんかんぷんだろうな。それと同じことかな、私の前置詞問題も。