サンバ&打楽器体験

近所に、日本人を対象としたお稽古学校がある。
私はそこで一時期、ポルトガル語の個人レッスンを受けていた。
そこは母体は日本の進学塾のようなんだけれども、奥様向けの各種のアウラ(お稽古事)の
プログラムが豊富に用意されている。
手続きなどは日本語でOK、日系人スタッフが対応してくれるのでラクチン。
先生方はブラジル人なのでポルトガル語オンリー。
でも教わっているのは日本人ばかりなので、先生の話で「??」となったときは
他の先輩マダム(滞在数年、ポル語堪能)に教えてもらえたりする…という、
実に便利な学校なのだ。


ここにはサンバのレッスンとペルクソン(打楽器、パーカッションのことね)もある。
すっかりサンバに目覚めてしまった私は、早速見学&体験レッスンに行ってみた。
行ってみてびっくり… えええ、マダムあなたは本当に日本人ですか???と
思わず目を疑うような女性が華麗にサンバのステップを踏んでいるではないですか!
しかも体型がまたスリムで美しいのです…
こういう方にこそ許されているのではないだろうか、サンバを踊るってことを…
そう思わずにいられないような素敵なサンバでした。
サンバといえば、チャカチャカと激しいイメージばかり抱いていたけれど、
この日見たサンバは、ゆったりしたメロディに合わせた、実にエレガントな踊り。
これもサンバなのね〜。とても新鮮だったわ。


そして私も見ているだけではなく踊りの輪に加わりなさいと先生に背中を押され、
入ってみたものの… まず基本のステップが実に難しい。
皆さん軽やかに、なにごともないように自然に足を動かしているけれど、
私の場合は、頭で「いちに、いちに」と必死にカウントしつつ、やっとやっと。
当然、鏡に映る自分の姿は実にこっけいで。
先生に、「マォン、マォン!(手、手!)」と言われても、とてもじゃないが
手の動きまで神経回りません。全神経を足に集中させても、あれでやっとなんです。
ふー。
サンバって、ダンスなのね…(当たり前だ)。
私が、先の彼女のように踊れるようになる日が来るとは到底思えないけれど、
とにかく踊ることは楽しい!軽く汗をかくし、いい運動になる。
来年はパレードの列に加わることを目標に、レッスン、頑張ってみようかなぁ。


打楽器も体験させてもらったんだけど、こちらもまた楽しい!
小さなタンバリンみたいなのを1本のバチで叩くのとか、
いわゆるタンバリンの大きいやつとか、トライアングルとか、
いろいろな打楽器がある。それぞれが絡み合って、あの華やかで元気いっぱいの
サンバのリズムを奏でているんだわ…というのがよくわかったよ。
踊りよりも、こちらのほうが私には馴染みやすいかな。一応、お琴の合奏団で
ややこしいリズムを体験してきたからね。裏の拍子もすんなり取れる。(と思っているのは自分だけかも知れないけど!)
いくつもの種類の違う打楽器を組み合わせるのは、いわば合奏であり、
やっぱり合奏というものはとても楽しいものであり… こちらもハマりそうな予感。


ちなみに打楽器には幼児コースもあるので、コイも体験レッスンに参加させてみた。
すると、結構おもしろかったみたいで、また明日もやりたいと言う。
明日って…週に1回しかないんですけど…
まぁ、気に入ったようなので、やらせてみようかな。


本当はダンナがかなり打楽器に興味を示しているのだけれど、いかんせん、
仕事があるので通えないんだよねぇ。土曜のコースは男性も多いというけれど、
土曜も仕事だものねぇ。残念だねぇ。
私が教わってきたことを、家で伝授してあげようかね。夫婦でサンバに出られたらいいね!