スーパーのレジにイライラ…

かなり久々に、週末の大量買出しに出かけた。
ここのところ、週末は小旅行に出かけたり、お客様をお招きしたりで、
なかなか大量買出しに行けなかったのだ。
最近はベビーカーで近場のスーパーに行くようになったから、日々の食品などは
ちょこちょこと調達していたからいいんだけどね、
やはり重たい洗剤だとかミネラルウォーター、ビールなどの飲み物関係に
かさばるオムツ、トイレットペーパーなどは大量まとめ買いに限ります。


今回は家から一番近い大型店、Extra(エストラ)へ行ったんだけど、
ここはレジがいつも超混むので大嫌いなのだ…。
ここに限らず、ブラジルのスーパーのレジは、本当に容量が悪いと言うか何と言うか。
とにかく、レジが一番のストレスになるのだ。ブラジルでの買い物において。


まず支払いそのものに時間がかかる。
ブラジルは意外にも(?)カード社会で、みんなクレジットカードやデビッドカードで
支払う。デビッドカード、もう日本でもだいぶ浸透したと思うけれど念のため説明すると、
クレジットカードのように後日まとめて銀行から使用額が引き落とされるのではなく、
カードを使ったその瞬間に、銀行口座から使用額が引き落とされると言うもの。
日本ではあまり使われてないかな、我が家はヨドバシカメラなどの家電量販店で
ポイント欲しさによくデビッドを使っていたけれど。
と、そんなことは置いといて、とにかくみんなカードを使うのだ。
カードくらいそんなに時間かからないでしょ?と思うでしょ。それが大間違いで。
カードを通す機械が、ひんぱんに故障するのだ。磁気を読み取らないっていうの?
何度も何度もレジのお姉さん、カードを機械に通すんだけど全然ダメ…
お客さんもカードしか持ってないからね、機械が直るまで、もしくは代替機が来るまで
レジにいるしかない。
そんなわけだから、前の人がカードでトラブると、本当にイライラしちゃう〜
その人が悪いわけじゃないんだけどねぇ。機械の精度が悪いだけなんだけどねぇ。


カードの次に、もしくはカードに並んで使用頻度が高いのが、小切手である。
小切手って、大金を扱うイメージがあったけど、ここではスーパーの日用品程度の
買い物でも普通に小切手を使う。
幼稚園の学費だって、レストランの支払いだって、果てはフェイラの買い物にも
小切手を使ったという話も聞いたことがあるよ…。
そのくらい日常的に小切手が流通しているんだけれども、これもまた
レジの時間稼ぎの要因のひとつとなっている。
小切手には、数字じゃなくて文字で金額をいちいち書くわけだけど、
(日本語でいえば、12500円を、壱万弐千五百円と書くみたいに)
これもなかなか大変だよねぇ。
時々、小切手を受け取るにあたって、レジのお姉さんが何かを調べているようなこともある。
私は小切手を使ったことがないから、それが何なのかは全然わからないけれど。


とにかく、カードも小切手も、現金で払う場合の2倍以上の時間がかかると思われる。
それはある程度仕方ないと思うんだけどね、もうひとつ時間がかかる要因が、
レジの袋詰め…。
これは何とかならないだろうか…。
まず問題なのが、袋詰めのスペースがレジの延長線上にあること。
日本だと、レジを終えたら、少し離れた場所にある袋詰め台に移動して、おのおのが
袋詰めするよね?ブラジルはそうではなく、レジ台と一体となった袋詰め台があるだけ。
これはどういうことかというと、レジ1台に袋詰め台がひとつ、というわけで。
レジ係がいかに素早い手つきで精算を終えようとも、その先にあるレジ台で
お客がモタモタ袋詰めをしていたら、次のお客の精算に移れないわけである。
ときどき、袋詰め要員が配置されていることもあるけれど、それでも全然手が足りない。
なんせ、保育園のお散歩用ベビーカーくらいの巨大なカート(幼児が6人くらい
立って乗れるスペースがあるってこと)に、ぎっしりまとめ買いをするんだから。
袋詰め要員がいない場合、もちろん全部自分が袋詰めするんだけど、
レジの列を見てプレッシャーを感じることこの上なし。私が頑張らなければ次の人が
イライラしちゃう〜、って。


確かに、これだけ大量に買ったものを袋詰めするスペースを別に設けるためには、
かなりの面積が必要と思われるけれど、多少工夫すればそんなに無理なことでも
なさそうだけどなぁ。全く合理的じゃないというか、なんというか。
そもそもみんな、レジにこれだけ時間がかかろうとも、別に何とも思わないんだろうか。
イライラするのは、日本人だからなのかなぁ。
こっちに来て、いろんなことがスローペースであることに慣れてきたけど、
スーパーのレジだけは何度経験しても嫌なものだ。慣れても、好きにはなれないな。


レジと言えば、家電や家具などの大型商品を買うときも非常に時間がかかる。
家電店などでは、レジと、商品受け取り窓口が別になっていることが多いのだ。
お金を払ったらすぐに商品をその場でもらえるわけではないのだ。
会計を済ませて、支払い済みを証明する用紙(いわばレシートだけど、A4サイズの
仰々しいもの)を持って、受け取り窓口でまた並ぶ…という感じ。
変に無駄が多いというか、なんというか。
それだけ従業員を雇って、雇用の場を広げているのかな…と思うけれど、
買い物をする側にとっては、なんとも面倒で、とくに外国人にとってはやっかいな
システムだなぁと思う。
最初、レジで品物がもらえなくて、ポカンとしてしまったもの、私…。