はじめて歯医者に行く


わけあって、今日はブラジルに来て初めて歯医者に行った。
日本で虫歯の治療をしたのが1年以上前になるから、かなり久しぶりの歯医者さん。
サンパウロ在住経験のある友達から紹介されたところで、日本語堪能な
日系人の先生だ。


第一印象からしてとてもにこやかで穏やかで人柄の良さそうな先生。
ひとめお会いしただけで、患者がほっとするようなオーラを出しているよ。
今日は歯の状態を見てもらうだけだったけれど、
とても丁寧に、じっくりと口の中を見ていた。
そしてレントゲンもとった。
東京で前回レントゲンをとったときは、薄い板みたいなものを歯ではさんで撮る
レントゲンだったけれど、今日は普通に胸部レントゲンを撮るみたいな装置の前に立ち、
正面と、横の顔のレントゲンを撮った。


それを見るだけで、先生は私の歯の状況を把握し、今後の治療をどうするべきか、
期間はどのくらいかかるのか…などをお話してくださった。
先生は、見た目だけではなく、話し方もとても穏やかで信頼できる感じがして、
とにかく、「いい先生」という印象だ。
歯科で働く我が妹が、「歯医者選びは先生との相性が結構大事」と言っていたけれど、
それはそうだと思うし、その点わたしはこういう先生に出会えて幸運だと思った。


幸い、虫歯はなかったけれど、歯石がたくさんあると言われた。
放置しておくと、歯槽膿漏になると。ひえー。
とりあえず早急に歯石取りをお願いしないと。


それにしても、こちらの個人病院は、表に看板を出していないことが多いのね。
アレックスの小児科もそうだし、私の産婦人科もそうだし、
ここもそうだった。外から見ると、病院なんだか、普通の家なんだかわからないよ。
だから一瞬、入り口のブザーを押すときにためらうけれど、
一歩中に入れば、ちゃんと受付があり、待合スペースがあり、雑誌も置いてある。
なぜ看板を出さないのかな?防犯対策の一環なんだろうか。