パーティ会場で誕生会


今日、我々家族は夕方から夜にかけてふたつの宴会をハシゴした。
ひとつは北海道ビール祭り。もうひとつは、コイの幼稚園のお友達の誕生会。
幼稚園ではなく、パーティ会場を貸しきって、なんと夜7時から11時まで開かれる…
クリスマス会のときもそうだったけど、この国は、子どもをこんな夜遅くまで
遊ばせることに何の疑問も抱かないのだろうか…???


ともあれ、ビール祭りを7時半ごろ切り上げて、誕生会へ向かった。
だいぶ遅刻しての参加だけど、そんなのは全然気にされず。
用意したプレゼントを受付に預けて、中に入った。
入るやいなや、Vinicios・ビニーソス(本日の主役の男の子)のお父さんから、
頬をくっつけての挨拶を受けた。
ブラジル人のあいさつって、キスまでいかないけど、こんなふうに頬と頬をくっつけて
やることが時々ある。
幼稚園の園長先生(女)とか、現地会社の社長の奥様(非日系ブラジル人)とかと
頬と頬でやることはあったけど、男の人と頬で…って初めてだったかも。
ちなみに日系人の集まりなどでは、挨拶はもっぱら握手である。やっぱり日本人だから、
奥ゆかしいと言うか照れ屋さんと言うか。
慣れれば頬と頬でも平気なんだけどね!自分が歓迎されていると感じるから、私は
結構好き。


と、話は横にそれましたが。
パーティ会場では、大人たちはとにかく飲んで食べてしゃべり、
子ども達は遊具で遊ぶ。
特に誕生会だからといって、何か出し物があったりするわけではない。まったりと、
自由に過ごしている感じ。


と思っていたら、パーティも終盤に差し掛かったころ(時すでに10時過ぎ)、
メインテーブルに主役がやってきて、その周りを子ども達が取り囲んで、
大人たちがカメラを構え始めた。
本日のメインイベント、ケーキカットである。というと結婚式みたいだけど、
ほんとにカットなんだもの。
まずはケーキにロウソクをたてて(6歳だから6本立てるのではなく、6の形をした
ロウソクひとつに火をともす)、会場を暗くして、全員でパラベンスプラボッセーを
大合唱。(メロディーはハッピバースデートゥーユーと同じ。)
歌が終わったら手拍子で盛り上げ、主役がローソクを吹き消すのだ。


主役の男の子の表情、とっても良かったなぁ。すごく誇らしげで、うれしそうだった。
誕生日を祝われる人って、とても幸せで、見ているこちらまでハッピーオーラで
包まれてしまうよね。


ローソクを消した後は、まさにケーキカット。主役本人がケーキにナイフを入れる。
と言っても、結婚式のように、セレモニー的にナイフを入れる「ふり」をするという
感じだったけれどね。そしてみんなからのフラッシュの嵐!
まさに結婚式ではないか…。


ケーキは、シンプルなチョコケーキだった。おすそわけをいただいたけど、
甘くておいしかったよ。


その後、ちらほらと帰る人が出てきて、会は自然解散といった感じ。
そういえば、
今回は、幼稚園のクリスマス会のときより、少しブラジル人母さんたちと交流できたよ!
赤ちゃんという存在は、コミュニケーションを円滑にするものだね。
みんなアレックスを見てくれるから、そこから会話が始まる。
ちょうどビニーソスの弟が生まれたばかりで、生後1ヶ月ちょっとだそう。
叔母さんに抱かれて彼も参加していたので、赤ちゃん同士、交流できた。
たいした会話はできなくて、せいぜい「何キロで生まれたの?」「今は何キロ?」
「まぁ大きいわね」「名前は?」程度のことなんだけど、
それでもうれしいものだし、楽しかった。


おすすめのオムツメーカーとか、子連れ便利情報などの交換ができるようになれば、
もっと楽しいのになぁ、と思ったよ。