旅の覚え書き〜カンポスのうまいものと宿


カンポス・ド・ジョルダンのベストシーズンは、実は「真冬」なんだそう。
サンパウロのお金持ちが、冬服や毛皮を「着に」行く場所であり、
冬の寒さを満喫するのがオツなんだそう…。
確かに、真冬(6月から8月)には、気温が0度以下に下がり、
雪が降ることもたまにあるみたい。
わざわざ寒さを楽しみに行くためのリゾートなんだそうです。


私は今回、真夏に初めて行ったわけで、真冬のカンポスをまだ知らないんだけど、
真夏もかなりいいと思うなー。
だって、青空の下で地ビールってやっぱり最高だし、高原の風も爽やかだし。
なんたって軽井沢の姉妹都市というくらいだもの、夏の避暑地として
バッチリだと思うなぁ。


そんなわけで、ここのハイシーズンは冬。
ホテルやペンションの料金設定も、冬がグーンと高くなります。
今の時期は、冬の半額…とまではいかないけれど、6〜7割程度の値段で泊まれるのだ。
そして人もそんなに多くないので、ほどよく賑わいを感じつつ、街を楽しめるのだ。


さて前回の宿は、Hotel Frontenac。この地区でもかなりハイレベルな宿らしい。


うちには赤ちゃんがいるし、何かと安心できる宿がいいかな…ということでここに。
一部屋1万5000円強、というところか(部屋あたりの価格。朝食付き)。
プールがあって、ジムとサウナもあって、
夜にはバーでピアノの生演奏…という感じ。フロントでは、ホテルのタオルや
バスローブも展示販売していたよ。(高かった…)
シャンプー・リンスはnaturaというブラジルブランドのとてもいい香りのものだった。
朝食も非常に充実。チーズとハムが何種類もあって、いずれもすごくおいしかった。
さすがに居心地のいいホテルだったよ。もちろん、ベビーベッドも用意してもらえました。


そして今回は、前回街を歩いて見た宿の中で、場所がよくて雰囲気が良さそうな
ところ…ということで目をつけていた、Pousada Via Campos
なぜ場所がいいかと言うと… お気に入りの店、バーデンバーデンのお向かいなのだ。
ここはホテルではなくポウサーダ(ペンション)というカテゴリー。
なので前回の宿よりシンプルでこぢんまりとしている。けれど、ちゃんとベビーベッドも
用意してもらえたし、シャワーも快適に出るし、朝食もなかなか充実してたので
非常にコストパフォーマンスはいいと思いました。
ちなみに一部屋9000円程度。もちろん冬にはこの1.5倍に跳ね上がりますが…。
ここの1階にあるオープンエアのレストランも気持ち良さそうだったな。
バイオリンの生演奏があったりして、雰囲気も良かった。
ここはリピートしてもいいなぁと思える宿。


さてカンポスのおいしいものといえば、おいしい水で作られた地ビール
ここの水はミネラルウォーターとしてサンパウロのスーパーでもよく売られているよ。
それだけ水がおいしいところなんだろうね。その水でつくるビール、おいしくないわけが
ない。


あとはチーズとチョコレート関連。スイスをイメージした街らしいよね。
チーズフォンデュは1軒でしか食べてないけど、確かにおいしいチーズだった。
チョコレートフォンデュにも初めて挑戦したけれど… これが想像以上においしくて!
とかして温めたチョコレートに、季節のフルーツをつけて食べるものなんだけど、
王道であるバナナはもちろん、イチゴやリンゴにチョコというのも合うのね〜。
フォンデュ関係は大人4人でちょうどいいくらいの量なので、二人だとちょっと
飽きちゃうかなぁ。
ま、チョコ好きな人は一度お試しあれ!!


ちなみにチーズフォンデュSo Queijoで、
チョコレートフォンデュBaden Badenで食べました。


このほか、可愛いチョコレート屋さんもたくさん…
動物のTシャツや小物関連が充実しているお気に入りのお土産やさんは、
NATUREZA MALUCA
イラストがすごく可愛いのだ。


こんなふうに、おいしいものを食べて、可愛いお店を見て歩くだけでも
結構楽しめる街。
本当は、近郊の公園とか、山の上のほうにのぼってみるとかしてみたかったけど、
赤ちゃんと幼児連れでは限界が…。
もう少し二人が大きくなったら、また違う楽しみを開拓しに行こうね。


子ども二人連れの旅は、車とは言え荷物は多くなっちゃうし、泣いたわオムツだわ
おっぱいだわ…と子どものペースに振り回されてしまうことが多いから
大変は大変だけど、その大変さをぐーんと上回る楽しみが多いのも事実。
幸い、車の中では二人はよく眠ってくれるし、旅先でもアレックスはよく寝るし
コイは一人で歩くし(ときどきぐずって大人をてこずらせることも多々あるが)、
そんなに「大変…」と感じることもないのだよ。


さて次はどこへ行こうかな…