もはや新生児ではない?


あと1週間で生後2ヶ月経過するアレックス。
日々の成長はめまぐるしく、ふと気付いたらもう歩いていた!ということに
ならないように、少しずつ成長の記録を書いておこうと思う。


さて、生後3週間くらいまでは、とにかくおっぱいを飲んでは眠り、
一日の大半を寝ていた彼も、徐々に昼間起きている時間が長くなってきた。
1週間ほど前から、まとめて5〜7時間眠ることも多くなり、
日中は機嫌よく目を開けていることも多くなってきた。
とりわけ午前中、9時から11時くらいまでの間は超ゴキゲンで、
ベビービョルンのラックに乗って、一人で手足をパタパタさせて
時折フミャフミャ言いながら笑顔をみせてくれる。
まだ笑顔と言えるものではないかも知れない(自分の意思とは無関係に口元がゆるむ?)。
でも、間違いなく生まれてから初めて見せてくれる表情だから、見ていて飽きない。


この時間帯はちょうど日本は夜の8時から10時。夕食後のくつろぎタイムである。
横浜と北海道のおばあちゃんたちに、ウェブビデオでアレックスの様子を中継すると
皆、大喜びで見てくれる。
日本で出産していたならば、直接抱いて、あやして、可愛がってくれていたであろう
おばあちゃんたち。
もちろん私には日本で出産してそれからブラジルに渡る…という選択肢もあっただけに、
そうしなかったことに少し申し訳なさも感じている。
だからこうやって、イマドキの便利な道具を駆使して、少しでもホンモノに近い、動く
孫の姿を見せてあげられることは、私にとってもとてもうれしい。
もちろん音声もやりとりできるから(しかもハンズフリー、受話器持たずにマイクでOK)
もう少しアレックスがお話できるようになったら、私を抜きにして、
おばあちゃんとアレックスでやりとりしてもらうことも出来るわけだ…
(すでにコイとおばあちゃんたちは私抜きで会話している)


さてさてそんなアレックス。体つき・顔付きもますます堂々として…
確かにコイの赤ちゃんのときに似ているけれど、なんか違うんだよなぁ。
コイはよく女の子に間違えられ、とてもおだやかな顔付きの赤ちゃんだったけど、
アレックスは違う。よく眉間にシワを寄せ、難しいカオをして見せたり、
なんとなく目つきが鋭くて… これはオトコの顔だなぁ、と思う。
ラックに座る姿は、小さな王様(俺様?)のような風情だ。


食欲は相変わらず満点だ。
ときどき飲みすぎて、飲んだ後に口からダラーんと出してしまうこともある。
私の母乳生産量も、需要に合わせてうまく調整されつつあるようだ。
飲むときに出し、飲まなくて時間が割と開いてしまったときはあまり出なくなってきた。
これはいいことだ。一日に何枚もTシャツを濡らさなくてすむからね!


服はすでにブラジルの新生児サイズは小さくなってしまった。
日本の60サイズも、少し丈が短くなってきた気がする。
泣き方も、甘え泣きが増え、抱くと機嫌が良くなるというふうに、
ちゃんと感情が芽生えてきているみたいだ。
生まれたての、壊れそうなはかなさは既にない。どっしり構えて、もう、チビ人間だ。


新生児と呼ばれる時代はもう終わったのかなぁ。
なんだかあまりに早いときの流れに、淋しさを感じてしまう34歳のハハなのでした。