アルゼンチンビーフの鉄板焼き


ブラジルは牛肉がとーってもおいしい!と聞いていたけど、いやぁ、本当に本当においしいんですねぇ。
土曜の夜に、家族3人でショッピ(生ビール)がおいしいという「Bar do Juarez」というお店に行ってきました。ここは、ブログを通して知り合った元サンパウロ在住のお友だちに教えてもらったところで、夫は一度そのお友だちご夫婦とそのお仲間と一緒にのみに行ったことがあるお店。
話を聞いているだけでヨダレが出そうにおいしそうなそのお店… 早く行きたい!と、
サンパウロに来る前から私は切望していたのでありました。


カジュアルな雰囲気なんだけどすごくおいしい!と聞いていた通り、もう、すっごく私たち好みのお店でした。数多くのグループ客で店内はざわざわ、わいわいと賑わっていて、みんな生ビール片手にグイグイおいしそうに喉を鳴らしているよ。
こちらでは飲食店にショッピがあることはそう多くはなく、たいていはセルベージャ(瓶ビール、いわゆる生ビールではないもの)なんだよね。
だからショッピが飲めること自体すごくうれしいわけで…。ビール派の夫も大喜びであります。(あ、もちろん私は妊婦なので一口だけで我慢我慢。ううう。)
それからうれしいことに、ちゃんと子供用の椅子も用意してくれました。見るからに居酒屋という雰囲気なんだけど、子連れでも大丈夫なのねって、ちょっとうれしくなりました。


さて肝心のお肉。前回、何というメニューを頼んだのか全然覚えていないという夫、ポルトガル語オンリーのメニュー表を見てもどれだか見当がつかず…
だけど絶対あのおいしかったお肉をもう一度食べたい!という熱意で、出ましたサバイバルポル語〜
店員さんをつかまえて、大きな身振りで「鉄板」を示し、「フォーゴ、フォーゴ!(火、火!)」と連呼。要するにテーブルで自分で鉄板焼きにして食べるスタイルだったということなんだけれど、この怪しいジェスチャーで店員さん、ピンと来たみたいで。
メニューは「PICANHA ARGENTINA FATIDA NO RECAUD」というものだと判明!
なるほど、アルゼンチンビーフということですね?
とりあえずこれで一安心、ショッピを飲みつつ鉄板の登場を待ちました…。


現れた鉄板は、日本ではまるで見たことのないスタイル。ジンギスカン鍋みたいなうねうねがついていて、小さいまな板くらいのサイズの厚い鉄板を、下からオイルランプみたいなもので加熱しているみたい。
そこに700gのまるまるとした牛肉の塊が厚さ5ミリくらいにスライスされて乗っかっている。
それを少しずつ崩して、鉄板に並べて焼いて食べるのだ。


これがもう!柔らかくて、塩味がちょうどよく効いていて、なんて美味しいの!と叫ばずにいられないうまさ。
厚さが薄すぎず厚すぎずちょうどよくて、割とすぐに焼けるし、牛だからちょっとレアでも大丈夫だし… ということで次々に胃の中に納まっていくのでありました〜
あぁ、なんて危険なおいしさなんだろう!


肉と一緒に出てきた、ガーリックフライや野菜のマリネと合わせて食べるとこれまた美味。
このマリネがおいしいんだよなぁ。この味付け、絶対にマスターして帰りたいと思っているんだ。


息子も、「ぎゅうにく、おいしい!」と言って、小さく切った肉をおいしそうに平らげた。
子どもは本当に正直、おいしいものはおいしいと言って、たくさん食べるからね〜。
このお肉の他に、バタータフリッタ(フライドポテト)しか頼まなかったけれど、もうお腹は大満足。やっぱりこちらの食べ物はボリューム満点だね。


家からは少し離れているところにあるけれど、それでも月に1度は通いたいお店だなぁ。
いや本当は週に1回でもいいくらい…(肉好きの本音)