はじめて母子で買い物へ


サンパウロ生活3日目。なんとなく今日は外出してみるかな〜という気になったので、
午前中、息子とふたりで徒歩5分ほどのスーパーへ買い物に行ってみた。
サンパウロはとても治安が悪いと言われ、常に泥棒に気をつけて周りに注意しながら行動しないといけないという。気軽にお散歩…という雰囲気で出歩ける街ではないみたい。
それがちょっと辛いところ。
だけど、かといって家に引きこもってばかりでは太るばかりだし、母子ふたりの時間を持て余してしまうよ。


日中はまだ危険度が低いということで、太陽のあるうちに出かけることがポイント。
息子の手をしっかりと握り、バッグは持たず、ポケットに小額紙幣の入った財布だけを入れて歩く。
坂道が多いこの街、少し歩くだけでフゥフゥ言ってしまう妊婦の私…。
あまりたくさんの買い物をぶらさげて歩くのはやめよう。


スーパーはそれほど大きい規模のものではなく、買いやすい広さ。ここでニンニクとか塩、こしょう、鶏肉とスパイスを買う。ここにはそれほど日本の食材はないみたい。
レジには子連れやお年寄り、妊婦専用のレーンがあるのね。便利便利。
それにしてもこっちの人の買い物の量はすさまじいものがある…。みんなが飲食店でも経営しているみたいだ。カートいっぱいに買っている。一体何人家族なんだろうか???


まだ小銭の数え方をマスターしていないので、とりあえずすべて紙幣で支払う。小銭がたまる一方だよ。小銭貯金をしたらかなりたまるかも知れないね!


買い物を終えて家に戻る途中、可愛いキリンのマークのファストフードショップがあった。
めざとくハンバーガーとポテトの看板を発見した息子、ぜひここで買いたいと言う。
これも社会勉強、ということで、ろくに言葉もわかんないくせにレジに並んでみた。
まぁ注文はメニューの写真をみて指差せばいいけどね、レジのお姉さんがなにやら勧めてくれる文言は全然わからない。おそらく、「飲み物は一緒にいかがですか?」あたりのことを言ってるんだろうと雰囲気でわかって「いいえ」と答えたら伝わったみたいだけど。
注文後は、番号が呼ばれるまで待機する。これも周りの雰囲気でわかります。
言葉ができなくてもある程度の行動はできるもの… とは言えやっぱりわからないのはくやしいなぁ。


ひとつだけ、最近覚えた「お持ち帰り」という言葉、「ビアージェン」を使ってみたよ。
「ビアージェン、ポルファボール!」と張り切って言ってみた。お姉さんにバッチリ通じたのでとてもうれしかった。
なんか中学生が始めて英語で外国人に話しかけてみて通じたときの気持ちみたい…
いや、まさにその状態なんですけどね。


ちなみにバーガーとポテトとドリンク(小)のセットで8レアルくらい。1レアルが約40円だから、320円ってところかな。味は、まぁまぁでした。ランチタイム、店内で食べるOLさんたちの姿が目立っていました。



こうして、小一時間の母と子の外出は無事完了。歩いてみると、それほど危ない雰囲気も感じないんだけどねぇ。でも油断は禁物。背中に目をつけてる気持ちで歩かないと。