おいしいとんかつ屋さんに出会えた!


リベルダージでの昼食は、とんかつ「かつ膳」にて。
日本さながらの店構え、カウンター席が中心で、カウンターの中でおじさんがカツを揚げている、そんなお店であるよ。
店内のつくりは、三軒茶屋の餃子やさんに似ているなぁ。われわれ子連れ夫婦は、奥に2つだけあるテーブル席へ。


ここはこちらの駐在員の方々の間でもおいしいと評判のお店のようで、ぜひ早いうちに食べてみたいと思っていたのです。とんかつ大好物としては、これはもう優先順位が非常に高いことでしょう。(とんかつ女王の皆様ならご理解いただけますね?)



店内に入ると「いらっしゃいませ!」の日本語で迎えられ、なんだかホッとする。
おお、ほんとに日本語がバリバリ通じるのだね。
メニューも日本語メイン。とんかつ、ひれかつ、メンチカツ…なーんて、普通に街の食堂風に書かれているよ。まさしくここは日本だ。


さてさて、お肉は堂々とした非常に立派なものでした。衣もかりっと濃い目のキツネ色で、肉の厚さも申し分ありません。なんといっても柔らかいんだよね、お肉が!
夫はとんかつ(いわゆるロース)、わたしはひれかつを選んだんだけど、二人の共通の意見としてはひれのほうがおいしい!
昔は断然ひれかつ派だった私だけど、ここしばらくはロースのうまさに目覚め、ロースを好んで食べていたけれど、ここの場合はひれに軍配だなぁ。
ロースの脂身がもうひとつ…といったところでね。



いやいや、それにしても全体的にレベルの高いとんかつ屋さんですよ。こんなに日本から離れた場所で、これだけのクオリティのとんかつが食べられるなんて、なんて幸せなことだろうか!!!
聞けば、この地で30年もお店を続けているのだとか。今の店舗に移ったのは7年ほど前だそうですが、老舗だったんですね。
お肉を揚げる淡々としたご主人の物腰しにも、日本のとんかつ専門店のおじさんを彷彿とさせるものがあって、まことに郷愁をそそられるものがありました。


今日は祝日、シャッターを閉めている店も多い中、ここはほんとに開いててヨカッタ!
日曜日だけがお休みだそうです。
お客さんはやはり日本人・日系人が多かったみたいだけれど、白人の方もいました。
お昼時、席がほとんど埋まるくらいの繁盛振りでした。
とんかつ好きとしては、なんともうれしい光景でした。
これから幾度となくおうかがいすることになるでしょう。これからもうまいとんかつをよろしくお願いします、かつ膳さま。