バイア料理の店へ


サンパウロ生活2日目は、スーツケースを開いて最低限必要な荷物を取り出したり、
この街の地図を眺めたり。
夫は朝早くから仕事に出かけたので、息子とふたり、お部屋でのんびり過ごした。
というか、まだ2人きりで出かけるにはちょっと勇気がなくて…。


従って朝ごはんは、夫が常備しているお米と納豆。それに即席味噌汁。これらはすべてブラジルのもの。日本食は簡単に手に入り、ブラジル産のものも輸入ものもあるそうだ。
あ、納豆だけは輸入物みたいだね。パッケージには水戸のメーカー名が書かれている。
しかしどこにも賞味期限が表記されてないんですけど…。
ま、納豆だし、大丈夫でしょう。味がまともだったので。


お昼はこれまた常備されていたカップヌードル。日清がこちらで生産しているもののようだ。日本とは違う味だったけれど、なかなかおいしかったよ。


そして夜。さすがに質素な食事が2回続いていたので、ディナーくらいはちょっと頑張って、ということで近くのバイア料理店へ。
バイア料理とは、ブラジル北東部の名物料理のこと。魚介類が有名で、とりわけ「ムケッカ」という料理が人気だという。
メニューを見ると、ムケッカにもいろんな種類があり… タラのムケッカ、タコのムケッカなど具によって値段も違うのね。
今回は「シーフードムケッカ」なるものを注文。いろんな魚が入っているんだろうね。
あとはミックスサラダとブロッコリー入りご飯。さて、どんなお味かな?



どどんと出てきたのは、ぐつぐつ煮えた鍋。白っぽいシチューは、ベースがココナツミルクなんだって。ここにたっぷりと白身魚が煮込まれて入っている。トマトとかピーマンなどの野菜も入っている。なんともおいしそう〜。野菜や魚、久しぶりに口にするものなぁ。


ご飯を皿にとり、その上にカレーみたいにしてムケッカをかけていただく。
辛くはなく、優しくマイルドな味わいだ。これはおいしい!ほかにたとえようのない味だけど、これはクセがないので、子供からお年寄りまでいけそうな味だね。
(しかし息子はあまりお気に召さなかった様子…)


ミックスサラダは、レタスやトマト、キュウリ、ホワイトアスパラなどが乗ったシンプルなもの。シャキシャキしててなかなかおいしかったね。トマトは北海道のとれたての味には全然かなわないけれど!