会社へご挨拶、そして領事館へ


本当はまだまだ眠っていたかったけれど、今日は早速これから一仕事あるのだ。
夫のオフィスへ挨拶にうかがい、その後、日本領事館へ行ってひとつ手続きがあるのだ。ふぅ。やっとのことでシャワーを浴び(そういえば30時間ぶりくらいかも)、少しスッキリして化粧をし、夫の車でオフィスへと。歩いても5分くらいの場所なんだけれど、結構坂道が多いこの街で、この身体では歩くのも辛かろうという夫のありがたい配慮により…贅沢にも重役出勤だよ。夫の運転は思ったより大丈夫で(笑)、こんなに狭い道で交通量も多いのによく走っていた。驚き。郷に入れば郷に従えの精神をいつも持っている彼のこと、運転はものすごく苦手で嫌いなのに、相当頑張ったんだろうなぁ。(というか、必要に迫られて?)


オフィスは外観鏡張りの見事な13階建てのビル。そのうち5フロアをオフィスとして使っている。結構な規模なんだなぁ。夫の上司である方々数名にご挨拶をする。みなさん笑顔が素敵で、明るいおおらかな雰囲気を持っている。ブラジルで暮らすと、バリバリの日本のビジネスマンも、みんなこんな風に笑顔が素敵になるのかな。そんなふうに思える方々だった。なんだかほっとしたよ。
そして現地スタッフの皆さんもニコニコと気持ちいい人たち。金髪のヨーロッパ系の女性とか、日系人の女性とか、外見はいろいろだけどここの人はみんな日本語がお上手。まぁそうじゃないと日系企業に就職できないか。ともあれ、ひろびろとしたオフィスで、笑顔のスタッフに囲まれて、職場環境はなんだかとっても良さそうだと感じたよ。いいな、私もこんなところで働いてみたい。(まだ仕事を辞めた自分がなんとなくしっくり来ない私…)


続いて、オフィスから徒歩3分程度のところにあるTOP CENTERへ。これはトッピセンターと発音するんだって!ポルトガル語は語尾がイ行の音で終わることが多いんだそうだ。なんとなく可愛い感じ。
ここ、トッピセンターには、日本領事館が入っている。会社の方に付き添っていただき、在留届の手続きをするために親子で訪れた。1階の受付でパスポートを見せ、顔写真を撮られ(いまこの人が入館しますよ、という証拠の写真らしい)、領事館のある階へ。さっそく目に入ったのは日本語のテレビ放送。NHK教育であった。時間的にちょうど夕方だったためか、「にほんごであそぼ」続いて「おかあさんといっしょ」が始まったのだ。息子、大喜びでテレビに釘付け!そのすきに窓口で手続きを済ませる。私の場合、すでに届けが出ている夫に付随する形なので、名前や生年月日、パスポート番号を書く程度の簡単な書類でOK。


そしてもう一カ所、顔写真を撮りに写真屋さんへ連れて行ってもらった。何かの証明に使うみたい。ビル内のショッピングアーケードみたいなところにある、小さな写真屋さん。らせん階段で上にのぼるとそこがスタジオ(といっても、背景用紙があるわけでもなく、白い壁をバックに数灯の照明があるだけの簡単な設備)。
ここで息子と私、お店のおばちゃんに撮影してもらう。ソニーデジタルカメラでの撮影であった。2回写して、どちらか好きな方を選べと言われ、カメラのモニタで見て選んだ。すぐにプリントアウトされ、3×4センチにカットされ、終了〜。ようやく本日のタスク、完了である。ふぅ、疲れた…。


いわゆる商業の中心地であるパウリスタ通りを少し歩いたわけだけど、やっぱりここは大都市だなぁ。人も車も多い、でもビジネスマンばかりではないから、東京の大手町ともまた雰囲気が違う。生活感もある大都市っていうの?なんとも不思議な感じ。おもしろそうなところかも!