アニメ映画、Ta' Dando Onda

caolin2007-11-26



先週に引き続き、今週末もダンナが仕事で不在である…。
となると、またも恐怖の週末?!ってことなんだけど(笑)、そこはもう慣れたもんで。
とにかくダラダラ過ごしてみようと、肩の力を抜いて、子供らと家でごろごろしていた土曜日。あ、もちろんくもんには行きましたよ。
でもそのあとは本当にゴロゴロ…。
夜なんて、子どもらと一緒にDVD鑑賞しちゃったよ。よりによって「いま、会いにゆきます」だよ。
何度見ても泣ける…。やっぱり竹内結子、私は好きだなぁ。


で、日曜日もゴロゴロしちゃえー!と思ったんだけど、それではコイが納得せず。
かねてから強烈にリクエストされていた「タダンドオンダ」を見に行きたい!!と今日も繰り返していた。
タダンドオンダ… それだけ聞いたら何のこっちゃ?!という響きなんですが、ポル語で書くと Ta' Dando Onda。要するに波乗りのお話の映画であります。
これのキャラクターグッズが、少し前からマッキランシフェリース(マックのハッピーセット)のおまけになっててね。
それをゲットした子どもは、もれなく映画館に行きたくなるという、マクドナルドと映画会社の思うツボに我が家もまんまとはまったわけです。


コイはすでに映画館経験済みで、問題ないのはわかっていたけれど、アレックスもいるんだよ今日は?!
2歳児で映画館って、アリだろうか…。
でも今日はもれなくアレックスがついてくる…。
ま、泣きだしたり騒ぎだしたら、私が連れ出せばいいか。そう思って、とりあえずメトロに乗ってショッピングサンタクルースの映画館へ向かった。


ちょうどその間、アレックスはベビーカーの中で眠り始めた。しめしめ、今のうちに映画よ始まっておくれ!と思ってたら、オープニングの大音響で目をさましちゃったよ。とほほ。
でもその後も画面にくぎ付け。彼にとっては初めての大画面アニメだ。そりゃ迫力満点で楽しいだろうよ。
親の心配をよそに、しっかり最後まで見ていたアレックスでありました。途中、ひざの上にやってきて指を吸いながら眠そうにしてたけど、騒ぐことも泣くこともなく。
恐るべし、アニメの威力ですな。


実はアレックスのぬくもりを感じていた私も途中で眠くなり… コイに起こされる始末。
コイだけはウトウトもせず、しっかり最後までストーリーを追っていた模様。さすが、切望していただけあるね。連れてきた甲斐もあったというもの。


映画自体はなかなか面白くて。というか、最近のアニメの美しさにはとにかくほれぼれするね。
お話は、ペンギンがサーフィンするというもので、そこにさまざまなペンギン模様(人間模様じゃなくて。)が絡み合い、なかなか素敵だったのだ。
海の色の美しさ、大波のリアルさ、波にまかれて沈むシーンの海の深さ… どれもドキッとするほどの描写だった。
そして、映画館と言う閉ざされた空間で、心を、耳を、目をそこに集中させるという状況は、たまにはいいね。私はなかなか家で集中してDVD鑑賞が出来ないタイプ(ながら族)だから、たまにはこうやって強制的に映画に集中できる空間に身を置かないとね。
いつもいつもアニメもしくは子供向け映画だけれども(ブラジルに来てからはもっぱらそうだ。)、それでもかなり癒されるし、リフレッシュにもなる。


ゴロゴロせずに出てきて良かったよ、今日は。コイよ、ありがとう。映画に誘ってくれて!


ちなみにこの作品、日本では「サーフズ アップ」という、原題Surf's Upをそのままカタカナにしたタイトルで公開されるようですね。
ペンギンが大真面目にサーフィンするという、それだけでも可愛くておかしい話なんだけど、主人公の目がすごくカッコよくて芯があっていいんだよなぁ。もちろんペンギンの目なんだけどね、こういう息子に育ってほしいと思わず思ってしまうようなペンギンなんだな。
機会があれば日本の皆さんもぜひ。