ヨーロッパ移民の町、ジョインビレ


かねてから行きたいと切望していたドイツ移民の10月祭り、オクトーバーフェストについに行けることになった。
というのは、GOLの格安航空券(往復を買えば、片道がたったの10ヘアイス:約600円!というもの)が手に入ったから!これはかなりお得、なかなか取れないんだよねぇ。これまで何度かトライしてるけど、希望の日時と場所がぴったり来ることはそうそうないのだ。
ちなみにGOLのこのキャンペーンは年に何度かやっているようで、インターネット限定、しかも夜の10時過ぎから早朝までの時間帯しか購入できない…などの制約がある。


旅行も何もかも、すべてタイミングがとても大事だと思っている。だから、先週の連休でミナス旅行に行ったばかりだけど、またも旅行に出ることにしたのだ。
行けるときに行かないとね。時間は限られているのだから。


さて飛行機が着いたのはジョインビレという街。ドイツ、スイス、ノルウェーなどからの移民が最初に入植してきた街だそうで、どことなく街の雰囲気もヨーロッパ的だ。
昔ながらのドイツ風の建物も少し残っている。少し、だけどね。今、この街は工業などが盛んで、ブラジルのマンチェスターと呼ばれるほどだとか。(地球の歩き方によると。)だから一人当たりの所得も高く、街としてとても裕福らしい。
街を行く人も金髪で青い目で、サンパウロとは人種構成が明らかに違うって感じだ。もちろん混血のブラジレイロもいるけれど、むしろその方が目立つ感じ。



街を少し散策してみた。バスが黄色くて可愛い。地下鉄がない街では、バスが重要な交通手段なのね。市内バスのターミナルがセントロの中心にあって、切符を買って改札を通って目的のバスに乗るという列車風のシステムだった。



街のシンボルともいえる見事なヤシ並木。空が高い、けど負けずにヤシの木も高い!
人々の憩いの場になっていて、金髪の美男美女がまったりとデートしていた。う、うつくしいのぅ。



ヤシの木のむこうには、移民博物館。ヨーロッパからの移民が持ち込んだ調度品やカバン、書類、タイプライターなどなど、歴史の重みを感じさせる品々がきれいに保存されていた。
リベルダージの日本移民史料館のヨーロッパバージョンだ。日本だけでなく、各国から移民がやってきて国を構成しているブラジル。そのことが実感として込み上げてくる。
ドイツ建築のレンガ積みの家がとても可愛い。絵本に出てくるようなキッチンに窓に…。絵になるなぁ。


泊まったホテルがこれまた素敵。カテドラルの向かいにあるホテルだったんだけれど、ミナス風のコロニアルな建物で、かつてカテドラルを作った司教が住んでいたお屋敷だそうだ。
プール付きの庭も、レストランも雰囲気が良くて、とても居心地がいい。
部屋も味わいがあり、ベッドもしっかりしていて、ルームサービスも可能で、子連れには助かるわ…。料理がなかなか美味しいのもポイント高し!
ここは結構大きな都市で、展示場などもあるから、人が集まる時には相当数の部屋が必要になるのだろう。大きなホテルがいくつもあって、宿探しには困らないと思う。一瞬、ブルーツリーやメルクリーなどの大手にしようかと思ったけど、サイトの写真と雰囲気からこっちの宿にして正解だったわ。
フロントの対応も良く、翌日、レンタカーの手配などでずいぶん親切にしてもらいましたよ。ありがたや、ありがたや。