112年の歴史を誇る、古きよき時代そのままのカフェ・コロンボ(リオその⑦)

リオに行ったらぜひ行くべき!と複数の女友達からオススメされたカフェがある。
セントロ(旧市街地)にある、コンフェテイラ・コロンボである。
とにかく女の人なら感動すること間違いなしの雰囲気だから〜、と強力に推薦されたら、もうこれは行くしかないでしょう。
実は昨日、日曜日に行ったら閉まっていたのだ。(地球の歩き方をよく見たら書いてあった…)
今日は月曜日、リベンジということで、植物園のあと遅めのランチへと向かったのだ。


このお店があるセントロ地区には古い建物が残り、ヨーロッパの雰囲気を今も伝えている。
リオはかつて、ブラジルがポルトガルの植民地だった時代に、ポルトガルから王室がやってきた街であり、独立後は政治経済の中心地であり、ブラジル連邦政府もついこの間まで(ブラジリアに遷都されるまで)ここリオを首都としていたのだ。
それだけ歴史がある街だから、日本で言えば京都のように、昔の建築物などが数多く残されているわけだ。
今回はそういった歴史的なものをあまり見学できなかったんだけど、通りがかりにあまりに素敵な建物だったので思わず降りて中に入ったのがここ。


チラデンテス宮殿というところ。
ここは議会だったところで、今もまだ利用されている建物だ。ギリシャ神殿みたいで、見事なつくり…ヨーロッパそのものだよねぇ。
ここでちょうど、看護学校の学生さんの卒業記念写真撮影が行われていた。衣裳が素敵で思わず一枚。

さて、セントロの駐車場に車を停めて、コロンボを目指しながら歩く道は、買い物天国さながら…
激安のお値打ち品を求めて、ものすごい人が集まっているエリアだった。
サンパウロのヴィンチシンコみたいだ。歩くのもやっとなほどの人出にびっくり!
ベビーカーをやっと通しつつ、目的のコロンボに入ってみたら、あらまぁなんて素敵なのっ。ここだけ時間が止まったみたい、まるでヨーロッパの貴族たちがその辺を歩いていそうな、そんな雰囲気がそのまま残っている…


レトロなエレベータで2階に上り、吹き抜けになっている部分から階下を見下ろすと、まさに昔、ここでダンスパーティなどが行われていたんだろうな…と思わせられるような優雅な空間。
写真より実物のほうがずっと素晴らしいです。


2階はランチビュッフェになっていて、これまた実に美しく、質の良さそうな料理がズラリ。
サラダも、温かい料理も、どれもこれも美味しすぎ…。
うれしいことに、豊富なデザート類もビュッフェに含まれている。デザートは別料金というところも多いから、これはありがたいポイント。
(しかし、デザートはどれもブラジル的に甘かった〜 エクレアはすごく美味しくて、ブラジルに来て初めて美味しいと思えるエクレアに出会えたと思った)
このビュッフェ、きっとものすごく高いんだろうな…(値段を確認せずに入っちゃったからね)
と思ったら、やっぱり高かった。一人40ヘアイス、約2000円。ランチでこの金額は、かなり高級よね。
でも美味しかったし、雰囲気も抜群だし、みんな満足したので良かった良かった。
本当にここはオススメできるお店。ランチじゃなくて、1階のカフェでお茶するだけでも十分楽しめそう。


のんびりランチしすぎて、気付いたらもう3時!4時半の飛行機だから、3時半には空港に着かなきゃ〜と、慌てて店を出る。
だけど、店から空港はたった15分弱で到着。サントス・デュモン空港って便利なのね〜。
(国際線が着くのは、また別の、もう少し遠い空港)
こんなふうに、帰りギリギリまでリオ観光を満喫し、我が家には7時前に到着。あぁ、近いってラクねぇ。
一足先に、昨夜、高速バスで帰宅したダンナによると、バスもかなり快適だったとか。飛行機のファーストクラス並みのシートで、ぐっすり眠れて6時間なんて全然気にならなかったとか。
それなら次回はバスで行ってみようかな、リオ。
すでにリピートする気満々、すっかりリオを気に入ってしまった私たちです。
今まで、日本からのブラジルツアーにはサンパウロじゃなくてリオばかり含まれていることにくやしさを覚えていたサンパウロ市民の私たちだけど、今回、リオを体験してみて納得。
やっぱりサンパウロよりリオだよね。あのビーチと山とセントロと…リオには、サンパウロにはないものがたっくさんありすぎる。
観光地としては、断然、負けちゃうなぁ、リオに。
サンパウロに遊びに来ようと計画中の皆さん、やっぱりリオははずせませんよっ!!