イビラプエラ公園で野外バイオリンコンサート
世界的に有名なバイオリニスト、ギドン・クレーメルがサンパウロでコンサートをするという。
- アーティスト: クレーメル(ギドン),モーツァルト,アーノンクール(ニコラウス),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2005/12/14
- メディア: CD
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平日の夜に2日間コンサートがあるのね、ふぅん、行きたいけど最近コンサート行き過ぎだしなぁ… 毎度毎度、子どもたちをソグラに預けるのもねぇ…
なんて思いつつネットで関連情報を探していたら、お、日曜の夕方にパルキ・ド・アウジトーリオで無料のコンサートもあるんだ!と発見。
公園内の施設ならば、きっと子連れでも大丈夫だろうと勝手に想像し、蚤の市帰りにイビラプエラ公園に寄ってみた。
しかしこの公園…相変わらず広いねぇ。公園内にいくつものパビリオンや文化施設が点在している。目的のアウジトーリオ(音楽ホール)はどこだろう…
人に聞きつつ、駐車場からしばらく歩いてたどり着くも、全然コンサートが始まる気配がないよ。チケット売り場に並ぶ人が数人いるだけだ。
それにしてもカッコいい建物である。前衛的な外観もさることながら、一歩中に入ったロビーのモダンなことよ!
駆け回るコイすら、絵になる風景…
で、肝心のコンサートはなんと、建物入り口の真裏、半野外ステージ風のところで行われているのであった。
そうだったのね、てっきり室内だと思っていた私たち。これはいいね!と、さっそく芝生に腰を下ろす。札幌の芸術の森で開かれる、夏のPMFの野外コンサートみたいだ…。
こんなに開放的な雰囲気なのに、音響がびっくりするほど素晴らしかった。いったい、どんなマイクとスピーカーを使っているんだろう?
もちろん、奏者の腕もあるんだろうけど、施設自体も新しくていいものを使っているんだろうな。
さて、ギドン・クレーメル氏とは、ラトビア人バイオリニストだそう。
もう白髪のおじいちゃんだけれど、さすがの演奏。消え入るような高音から、迫力ある和音まで、厚みのあるサウンドは聞きごたえ抜群!
モーツアルト記念音楽祭の一環のようで、モーツアルトの曲が多かったけれど、現代風に一部アレンジされていてとてもおもしろかった。
自由なアドリブが入るような感じの、のびのびした演奏は、実にブラジル的?ラテンのノリ?
会場の雰囲気とピッタリ合っていて、すごく良かった。
ただひとつ残念だったのが、お天気。
昨日まで結構夜も蒸し暑かったのに、今日は肌寒くて小雨模様…。あああ、屋外と知っていたらもっと防寒対策をしたのに〜。
会場で行商人からカッパを買って着ている人もいたよ。
聞く側もすっかりリラックスし、ちょっと散歩のついでにクラシック…なんて人もいる公園での野外コンサート。とても心地いいものだね。
ときどき、ここで同様のコンサートが企画されているようだから、これからもチェックしなければっ!