イタリア人街の蚤の市へ


ソグラはインテリアやアンティークがお好き。なので、サンパウロでぜひ行きたいスポットとして「イタリア人街のアンティーク市」をリクエストしてくれた。
私たちもここに来て1年経つけれど、まだ未体験。蚤の市は日曜日だけなので、ついつい別の場所へ出かけがちで、足を運ぶ機会を作っていなかったのだ。


場所は、ビシーガ(ベラ・ビスタ)と呼ばれる地域。ショッピングパウリスタの横の道をセントロ方面に進んで、だいたいこの辺だろうか…と思われるあたりに車を止め、蚤の市のテントらしきものが見える方向に歩いていった。
すると、あるわあるわ。一見、ガラクタのような古物が売られていたり、銀の食器がピカピカに磨かれて並んでいたり、美しく味わい深い色合いのチェコガラスのグラスがあったり…
ソグラも大喜びで、気に入ったものを見つけては足を止め、値段交渉をし、いくつかの商品をお買い上げ〜!!


こんなふうに、たくさんのモノの山から自分だけの掘り出し物を見つけるのはとても楽しい。
私は、アンティークの価値があまりわからないタイプだし、今まであまり興味もなかったけれど、あれば素敵だなぁとは思っていた。ま、その程度だったのだけれど、ソグラと一緒に回り、選び方やモノの良し悪しを教えてもらいながら品物を見ていると、なんだかとたんに物欲が沸き… 
あぁ、こういうのを衝動買いって言うのね?
ついつい、銀のミルクポットとシュガーポット(コーヒー飲むときに出すやつ)、それらを乗せる受け皿を購入してしまった。
でも、ちょうど欲しかったものだし、特に銀を求めていたわけではないけど一目ぼれって言うの?形とサイズがちょうど希望通りのものだったのだ。
これも出会いか、ということで、ソク我が家の大蔵大臣(ダンナ)に了承を得、店のおやじさんに負けてくれるよう頼み、こちらの希望価格で買うことが出来た。
ソグラによると、日本で買えばウン万円はするというもの…らしい。そ、そうなんだ。
どうやらかなりお買い得だったみたい。さすが、蚤の市。掘り出し物天国である。


ランチは蚤の市会場近くのイタリアンレストランへ。通り沿いに、ヨーロッパの古い街にあるようなレストランがいくつか軒を並べていた。その中から、なんとなく良さそうで客の入りも多そうな一軒をソグラが選び、そこに入ってみた。
するとそこが結構大当たりで!リゾットとフェトチーネと肉料理を食べたんだけれど、リゾットが相当美味かったのであります。こんなに食べられないわ〜と弱腰だったソグラも、見事完食する美味さ。すばらしい。



ちょうど正午ごろに入店し、1時間半ほどで店を出たのだけれど、その頃には店の前には長蛇の列が出来ていてビックリ。人気のお店なのね〜。
駐車係のおじさんに聞くと、毎週末と、金曜の夜はいつもこのくらいの混雑ぶりだそう。へぇ〜
のちほどソトメシ倶楽部にくわしく書く予定、なのでイタリアン好きな方はどうぞご覧下さいまし。


ヨーロッパの街並みが好きだというソグラは、リベルダージや我が家の近所の雰囲気とは全然違うここイタリア人街の様子がとても気に入ったみたい。
もっともっと、街全体がヨーロッパ的な雰囲気を持つブラジルのほかの都市も見せてあげたいな…と思った。