7ヶ月ぶりに美容院


スケジュール帳をいま振り返ってみてびっくり。実に7ヶ月もの間、私は髪を切っていなかったのね…(唖然)
ショートヘアが伸びきった状態の「なりかけセミロング」ほどだらしないものはない。
最近、本当にどうしようもなくなって、ひっつめるか無理やりアップにするかしかなかった私の髪。将来的にはまたロングにしたいので、切りたくはないんだけれど、あまりにもやりようがないので、思い立ってついに美容院へ行くことにした。


かれこれ3度めとなるブラジルでの美容院。実は毎回、違うところに挑戦している。
いずれも日系の美容院なんだけど、今回は、中でも最大手と思われる「SOHO」へ。
ここ、漢字で書くと「蒼鳳」となる。看板にもスタッフTシャツにもその文字がプリントされてて、なかなか粋なネーミングじゃないの、と思う。


朝の10時半ごろ予約の電話を入れて、11時半にはもう美容院のイスに座っていた。
荷物をロッカーに預けると、なんとキモノを渡された。浴衣の短いようなものなんだけど、
どうやらこれがお客さんの指定服らしい。お、おもしろい…。
しかしこれ、思いっきり木綿だから、カットした髪がじゃんじゃんくっついちゃうんですけど(笑)


まずはブラジル人のアシスタントさんがシャンプーとマッサージをしてくれた。
マッサージって普通はカットが終わった最後にするもんじゃないかい?と思いつつも、
まぁ気持ちいいからよしとするか。
続いて鏡の前のずらりと並んだイスに座ると、アシスタント嬢がヘアスタイルの見本アルバムを持ってきた。年季の入った写真アルバムに、雑誌の切り抜きと思われる女性の顔写真がランダムに貼られていた。ときどき、日本人女性とおぼしき写真もあった。
うーん、しかし、どうもピンと来るスタイルがないんですが…。


悩んでいると、日系の美容師さんが登場。良かった、日本語が通じる日系人だ!
ユリコさんという名の彼女はなかなかカットが上手で、私の意図することもちゃんとわかってくれて、まずまずの仕上がりを実現してくれた。
このまままた3ヶ月くらい放置しても大丈夫なようにしてくれた。お見事。
やっぱりヘアカットにおいて、言葉が通じないのは厳しいから(切りすぎたら取り返しがつかないものねぇ)、こんなふうに日本語でコミュニケーションできるのはありがたい。
結構ここは気に入ったので、そろそろ浮気はやめて、次回もここに来ようかな…。