ブラジルに住む日本人の数

先日、新聞で見た記事より。
外務省が発表した2005年度の海外在留邦人数によると、昨年10月1日現在でブラジルに住んでいる日本人の数は6万5492人だそう。
このうち、「永住者」は6万3725人。
ということは、残り1767人が、我々家族のような一時的な駐在とか、留学とかで来ている人なんだろう。
1767人って…ふるさと北海道の小さな村の人口より多いよ!



ところで、実に95%以上が「ブラジルに永住している日本人」なのですね。ずいぶん多いのね。
永住者と長期滞在者の定義、気になったので外務省のHPで調べたら―――

(1)総数・・・・・・日本国籍を有する者の数(長期滞在者及び永住者の合計)
(2)長期滞在者・・・3ヶ月以上の滞在者で永住者ではない邦人
(3)永住者・・・・・原則として在留国より永住権を認められている日本国籍保有

とのこと。ということは、ブラジルで生まれた日本人の子の多くがそうしているように、日本とブラジルふたつの国籍を持つ人は永住者に入っちゃうのかなぁ?
だとしたら、日系2世、3世が多いブラジルで、これだけの数の永住者がいるのも不思議じゃないわね。


ちなみにブラジル居住の日本人が一番多いのがサンパウロ領事館管内で、5万4208人。ここにはカンピーナスとかソロカバやサントスも含まれるのね。
続いてクリチーバが3684人、
リオデジャネイロが2461人、
ベレン、1739人
マナウス、1142人、
レシフェ、1103人、
ブラジリア、866人、
ポルトアレグレ、739人…だそうです。
ほとんどがサンパウロおよび近郊に集中していますね。クリチバが意外と多くてびっくり。
ちなみにベレンマナウスアマゾン川流域の町で、あのあたりは日系企業の工場が結構多いとのこと。


参考までに、日本人が多く住む外国ナンバーワンはアメリカで、35万1668人。うち永住者は67%だそう。
2位は中国の11万4899人。こちらは永住者の割合は低く、ほとんどが駐在員・留学生で占めているそう。
そして3位がブラジルの6万5492人。この数字は、2年連続で減少しているそうです。


そしてこれまた参考までに、他の南米の国々の在留邦人数も挙げておきます。カッコ内は永住者数。
アルゼンチン、1万1917人(1万1358人)
パラグアイ、3694人(3391人)
ボリビア、2883人(2586人)
ペルー、1734人(1311人)
コロンビア、1047人(782人)

ここから、南米の日本人はほとんどが永住者であることがわかりますね。