シーズンオフのビーチ…Barra do Una②


さて、我々が第一印象で魅かれた宿は、清潔感があってプールもきれいで、静かな環境にあって、なかなか良かった。
利用した部屋は、コイ用のエキストラベッドもある3人用の部屋。冷蔵庫もテレビもあり、シャワーのお湯の出具合も快適(ブラジルではこれポイント!)。せっけんとタオルは付いてるけど、シャンプーはなし。これは普通ね、ブラジルでは。シャンプーは高級ホテルにしか置かれてないものね。日本ではどんなビジネスホテルでもシャンプーと歯ブラシくらいは付いてるから、それに慣れてると、うっかりシャンプーと歯ブラシ持参を忘れてしまって困るのよね。


部屋からの眺めはこんな感じ。海には面していないので残念ながらオーシャンビューではないけれど、プールも広々としててきれいなので、悪くないよね。



朝食はテーブルごとに運ばれてくるスタイル。ビュッフェじゃないので驚いた。
内容はチーズにハム、フルーツ、パン、コーヒーとオレンジジュース…というように、一般的なブラジルのホテルの朝食だった。ジュースとコーヒーがたっぷり飲めるのがうれしい。


朝食の後は少しホテルの周りを散歩。橋を渡ったこちら側は、ホテルはここ1軒だけ。
あとは民家、別荘とレストランがあるくらい。ほんとに、ひっそりとした静かな場所だ。
橋の向こう側には小さなスーパーや薬屋、洋服屋、それにヨットクラブがいくつかある。自分のヨットを所有するセレブたちが集う場所なんだろうな。


少し歩くと、小さな教会があった。日曜日、教会の扉は閉まってたけれど、その隣にある墓地には人の姿がちらほら。花を供え、ロウソクをともしていた。
今日は母の日、もしかしたら彼らは亡き母に会いに行ってるのかもね、と思った。


橋の向こう側からは、川を渡ることなくビーチに出られる。
今日もやはり肌寒いけど風は弱く、少し波は穏やかだった。スニーカーのまま来ちゃったけど、やっぱり波を見ると追いかけずにいられないコイ。
波の速さに負けて、つかまっちゃってるよ…

しばし遊び、宿に戻りのんびりし(チェックアウトは午後4時!)、昼過ぎに出発した。
そしてお隣のビーチ、 Juquehy を見学に。ここには、素敵なホテルが多く集まっているらしいと聞いたので、次回の下見と称して。(私達もほんと好きねぇ)
ここは、まさにビーチらしいビーチだった。砂浜がずーっと長く続いていて、砂も白くてサラッサラ。Barra do Unaよりも遠浅みたいだし、おだやかで子ども向きかも知れないと思った。
ビーチに面したホテルもいくつか良さそうなところがあった。よし、今度のビーチシーズンにはここら辺りのホテルを選ぼう。


このビーチのいいところは、良さげなレストランが点在していること。ほどよく栄えてて活気があって、賑やかなところがまた今日のビーチとは違った魅力があるなぁ。
遅めのランチを取った店がとっても「アタリ」で、どの料理もおいしいしボーイさんもフレンドリーだし、すごく気に入った。
併設されている雑貨屋さんには、なかなかセンスのいいリゾート服やインテリア雑貨が置かれていて、ウインドーショッピングも楽しめる。
どこかのホテルのシャンプーとして使われていて、私が一目ぼれ(一香ぼれ?)したブラジルブランド:naturaのシャンプー(マラクジャの香り)も扱われていたので、思わず購入。
買いたくてもなかなか見かけなかったから、偶然の出会いに感謝!


と、寒かったけどなかなか実り多いシーズンオフビーチの旅だった。
帰りの道路もスイスイ、3連休のときのような渋滞も皆無で、前回の半分くらい、約2時間で家に到着した。
ん?渋滞がなかったのは、もしかしたら暴動の影響だったのかも…?
このときは全く知らなかったのだ。サンパウロの街がどれほどの危険にさらされていたのかを。
あぁ。無事に帰れて良かった。今になって実感。

最後にこの鳥さん(アララという種類)、ホテル:Canoa Resort Hotel(リンク先、音が出ます)の庭先で飼われているもの。けたたましい声で鳴く元気いっぱいの女の子、名前はプリンセーザ!
カラスくらい大きなボディはとても鮮やかで、かなり近づいても逃げないから、じっくり観察させてもらったよ。