海のリゾート、Ubatuba①秋の海水浴

3連休を利用したドライブ旅行、行き先はサンパウロ州最後の海岸部の街(つまりお隣はもうリオ・デ・ジャネイロ州)であるUbatuba(ウバツーバ)。
サンパウロをまっすぐ下に南下したサントスからリオまでの海岸線には、ずらーっとビーチが並んでいる。そのうちの一つがウバツーバ。


先日、初めての飛行機旅行がとってもハードだったので、今回は一箇所でのんびりする!をテーマに、敷地内ですべてが完結しているリゾートホテルを選んだ。
朝寝坊の私たちには珍しく、張り切って朝の7時半に車で出発。内陸を東に向かって走るアイルトン・セナ街道を使い、オズワルド・クルスに入り海へと向かった。天気は最高、道路も走りやすく、一度トイレ&おやつ休憩をタウバテという街で取っただけでスイスイと目的地に到着した。それでもかれこれ4時間くらいかかったかな?チェックインしたのがほとんど正午だったから。


いつものことだけど、初めての街を車で走ると必ず一度は道を間違う…
だってね、案内板があまり親切じゃないのよ…。って、私たちに土地勘がないのが悪いんだけど、例えば周辺の町の名前を使って「右がどこそこ、左がどこそこ」と書かれてもわからないよね?サンパウロがこっちでリオがこっち、とか書いてくれないと方向がわからないのよ。小さい街の名前なんて知らないよ!
…と、看板のせいにしつつ今回も道を間違え、しかもブラジルの道は一度間違うとなかなかUターンできないので結構な距離を走るわけで、時間のロスも大きくなるわけだよ。とほほ。


ホテルに入るために、まず大きな門を通る。門番がいて、宿泊者名簿をチェックした後、ようやく通されるという感じだ。敷地内には従業員と宿泊客しか入れない、そういうホテルであった。す、すごい。


さて、部屋に荷物を置いたらさっそく水着に着替え、すぐにビーチへと繰り出した。
だって、あまりにいい天気で、暑くて、海日和だったから!
明日の天気はどうなるかわからない、もしかしたら寒くなるかも知れない、だからすぐに海に行かないと〜!!
ビーチに出るには、渡し舟に乗って川を渡らなければならない。ちょっとおもしろいよね。



中州のようになっている砂浜には、周辺のホテル利用客くらいしかいないから、プライベートビーチのようでゆったりしている。ここでパラソルとイスを借りて(もちろん無料)、ベビーカーを設置し陣地を固めたら、いざ海中へ。
これがまたキレイな海なのよ。いや、海というか川というか。海は結構波が高くてサーフィン向きなので、泳ぐ人は川と海の合流地点に入るんだけど、ここがエメラルドグリーンで神秘的な水の色をしているの。

ここウバツーバは、海岸線のすぐそばに原始林があるのが特徴とか。
確かにこのビーチにも、みどり豊かにこんもり茂った森が接しているから、その緑が水面に映ってこういう色になるのかな。
さんご礁のエメラルドグリーンともまた違う、微妙な色合いが実に美しいのだ。

ここでしばし水と戯れる。まさか今の時期、こんなに暑くて海日和になるとは思いもしなかったから(だってもう秋、サンパウロでは上着を着ることも多いのよ)、予想外の展開に驚きつつ楽しむ。
こんなことなら、しっかり浮き輪も持ってくるんだったなぁ。特にこのビーチは、結構すぐ深くなるから、コイには浮き輪が必須だったわ〜。


ランチを食べるのも忘れて3時ごろまで遊んだ。少し涼しくなったので引き上げて着替え、ちょっと早めのディナーをホテルのレストランで。
これがまたレベルの高い料理で。サンパウロの高級レストランで食べてるような美味しさだった。
これでまたホテルの評価がグンと上がったな、私たち食いしん坊夫婦の間では。


午後6時半からは屋外にてヨガ教室に参加。そう、ここのリゾートでは、子ども向け(年代別に3コース)と大人向けのアクティビティがいろいろと用意されているのだ。
この日はヨガのほか、ビデオケ(カラオケのことをブラジルではVideokeと言う)とかダンス教室もあった。自分の興味と時間帯にマッチするものを選んで自由に参加するのだ。
ヨガは…先生がポル語で指示するのでよくわからなかった(涙)けど、寝転ぶポーズになったとき見上げた空には満点の星で… きれいだったなぁ。