スープカレー作ったり!


いま、我が友人rさんが札幌を旅している。彼女も早速、札幌名物スープカレー
体験し、すっかり気に入ったようだ。
その彼女の写真入りブログで、毎日のように紹介されるスープカレー
あまりに美味しそうで、大のスープカレー好きの私、禁断症状が出てきたよ…


そういえば我が家には、北海道スープカレー読本があったのだった。
確かこの本の巻末にレシピが載っていたと…。
おおあったあった。今では老舗の部類に入るのかな、西区の「らっきょ」のマスターが
提供するレシピがありましたよ。
チキンレッグは冷凍庫にあるし、スパイス類も揃っている。よし今夜はスープカレーだ!


…と、ここでちょっとスープカレーのご紹介。
その名の通り、カレーはカレーなんだけど(ご飯と一緒に食べるから)、
スープなのである。カレー風味のスープに、野菜や肉などの具が、大胆に大きなカットで
ごろごろと入っているのだ。
このスープ、カレー風味なんて甘い言葉でくくっては失礼に当たる。
店によって使うスパイスも違うし、濃度も違うし、とてもバラエティ豊か。
風味どころか、れっきとしたカレーの味なのである。だけどルーではないから、
スープなのである。
なんだかよくわからないと思うけど、とにかく、こういう料理ですということで
写真を。



器のデザインはさておき(うちにはスープがなみなみと入るどんぶりが
これしかなかったのよぅ)、結構これが、スタンダードなスープカレーの姿かと。
スープカレーをご存知の皆さん、なかなかそれっぽく仕上がっているでしょ?
ライスには、お気に入りの「サボイ」を真似て、レモンを添えてみました。
私はライスにレモンを絞ってから、カレーに浸して食べるのが好き。


超ひさびさに食べるスープカレーはすっごく美味しくて!
自分で作ってこれだけの味が出せるなら、十分ではないですか!
うれしくてうれしくて、目を閉じて札幌の街を思い浮かべながら涙して食べました。
(って、それは大げさですが)


しかし作るのはすーっごく面倒。
タマネギをじっくり炒めてスパイスとあわせてタマネギペーストを作り、
チキンレッグを1時間ほど煮込み、
煮込んだスープとタマネギペーストをあわせてさらに1時間煮込む。
これだけでも結構大変。おろししょうがと、おろしニンニクをたくさん使うんだけど、
まずそれを準備するのが面倒…。ああ生協のおろしニンニク瓶が恋しい…。


そしてトッピングの野菜の準備がこれまた面倒。
ジャガイモをゆでて、今度は油で素揚げして。
ニンジン、ピーマンも同様。
今夜はこれらをこなすだけで力尽き、付け合せなど作る気力なし…。
まぁこれだけたくさん野菜が入ってるから栄養的には許されるか。


自分で作ってみると、お店で食べる深みのある味わいのスープカレーが、
いかに手をかけて作られているか実感するね。
私が作ったこのレシピも、トマトペーストやパインジュース、ナンプラーなどが
隠し味に入っていてなかなか複雑な味わいに仕上がったと思うけど、
お店によって隠し味のネタが違うんだろうし、もちろんスパイスの配合も違うんだろうし。
いろいろな分量で試してみて、「これだっ!」という味が見つかったときは
感動だろうな。
それはいかなる料理研究科でも同じことだと思うけれど、オリジナルの本当においしい
味を見つけることって、すごいことだと思う。
いつもレシピ頼りの私にはありえないワザだなぁ。


とにかく、私はこのレシピの味を結構気に入ったので、しばらくはこれで
作ってみることにしよう。
ブラジルでもスープカレーが食べられるようになって、私は本当にうれしいよ。
って、今までどうして作らなかったんだろうー。
ヤル気をわき起こさせてくれたrさんに感謝!!!


なお彼女はいま、札幌雪祭りを満喫中。
子供と一緒に楽しむ、という視点で雪祭りを見てみると、結構楽しいもんだねぇ。
今まではニュースの取材という視点でしか見たことがなかったからなぁ、
私自身が、札幌雪祭りを楽しんだ記憶って… はるか昔、子供のころに連れてきてもらった
頃にさかのぼる。
その頃は、アイスバーのような、体験型のレクリエーションはなかったな。
いつかニュースで、「もっと市民が参加できるイベントに」という批判を報道した
覚えがあるけれど、それがいま、実現しているんだね。
さとらんど会場、私もいつかコイを連れて行ってみたいー!