日本の食材


久々にリベルダージ(東洋人街)へ行ってきた。
途中、別の街にも寄ったので、もう閉店間際の時間帯になってしまったんだけど
逆にお店はすいていて買い物しやすかった。


前回は、サンパウロ一の品揃えだという「丸海」で買ったけれど、今回は
「カーザブエノ」という店に初めて行ってみた。車を停めた場所から近かったから。
ここも十分な品揃えだったよ。前に来たときは、サンパウロに来たばかりということもあり、
ただただ、こんなにたくさんの日本からの輸入品があるのね!と感動するばかりだった。
でも今回は、ここで1ヶ月暮らしてみて、近所のスーパーでは手に入らない食材を買うのが
目的だったから、おのずと、ひとつひとつの品物を詳しくチェックする目になってしまう。


結論として、必要な日本食材は何でもひととおり揃うと言うことがわかりました。
今回私が欲しかったのは、かつおぶし、片栗粉、パン粉、すし酢、麦茶のティーパック、こんにゃく、
もやし、トウバンジャン…などなど。
たとえば片栗粉は、こちらでも「フェックラ ジ バタータ」(ジャガイモ粉)というものが
あるらしいんだけど(生活ガイドブックによると)、どのスーパーを探しても見当たらない。
しかし大好きなザンギ(鶏のからあげ)を作るには欠かせない食材なのよね。
パン粉もこちらのは目が粗くてちょっと違うの。自分でパンから作ればいいんだけど、もし買えるなら
買っちゃいたいと思っていた。
それらすべてが難なく手に入りましたよ。


トウバンジャンは中国からの輸入、500g入りのカレーパウダーはブラジル産、
しょうゆやみりんもブラジル産。
でもやっぱり片栗粉、パン粉、かつおぶしなどは輸入品なのね。
しかも、あまり日本ではメジャーではないブランドのものが多いなぁ。
輸入物は、日本で買う値段の1.5倍〜2倍くらいしている気がする。
だけど、高い送料をかけて郵送してもらったり、わざわざ日本まで買いに行くのも難しいことを考えれば、
こうして輸入品を豊富に販売してもらえるだけありがたいと思う。


納豆も、4個入りで250円ちょっとするから日本と比べたら断然割高なんだけど、
それでも我が家の好物だから、たまには食べたい。
この納豆も、「うまいが一番!」という、日本では見たことのないパッケージのものだ。
冷凍で輸入されてくるのだろう。お店では冷凍庫に並べられている。


こんにゃくや豆腐、ちくわ、味噌などはブラジルで作られているもの。
こんにゃくは黒っぽくて、目が粗くて、昔風の手作り風味といった感じだけど、
歯ごたえがあってなかなかおいしかった。
ちくわはまだ試してないけど、豆腐、味噌は我が家の口には合う、なかなかおいしいもの。
輸入の味噌(マルコメなど)もあるけど、値段がブラジル産の倍以上するから、
うちはサクラ(ブラジルの味噌、醤油類のメーカー名)で十分なのです。


お金さえ出せば、本当に日本と同じ食べ物が何でも手に入る。それがサンパウロ
本当にすごいところだと思うよ…。
他の外国で暮らしている日本人の方々は、日本食材の入手、どうしているのだろう???
スーツケースいっぱいに詰めて、持ってくるしかないのかなぁ。


この店では、日本製のまな板(白くて表面が小さくデコボコした、プラスチックのよくあるやつ)も
売られていたので一つ買った。うっかりまな板を持ってくるのを忘れたんだ。
ブラジルのは木製で、あまり私にとっては使い勝手がよくないので、これは助かった…
(ブラジルのまな板は何の木を使ってるのだろうか、明らかに日本のとは違う〜)
それから日本製のタッパーなどの容器類も扱っていた。菜ばしや、カセットコンロのボンベもあった。
お店には、東洋人以外のブラジル人も結構買い物に来ているんだね。
日本の便利グッズは、きっとブラジル人にとっても便利なのだ。