お帰り、愛しのグッズ達


無事、新居への引越しが終わった…。
船便がなかなか届かず、当初の予定を1週間遅らせての引越し。
この1週間という期間だって、本当にちゃんとした日程なのかどうか疑問だったり…。
とりあえず約束の日の午前9時めがけて、荷受けのために新居へと入った。
そしたら、見慣れた日本○運のトラックがアパルタメントの前に停まっていたよ。


日本人スタッフと、日本語ができる日系人スタッフ、それにブラジル人の作業スタッフが4〜5名。
次々に段ボールを部屋に運び込む。私たちは箱が来るたびに、どの部屋にその箱を入れるか指示するだけ。
これはラクチン!
箱は全部で85個。みるみるうちに運び込まれ、ものの1時間ほどで搬入は完了した。
その後は、組み立て式家具(子供用イスとかベビーベッドとか)を、作業スタッフが作ってくれる。
日本語がわからないであろうスタッフたちだけれど、それでも取扱説明書を一生懸命見ながら熱心に組み立ててくれている。
なんだかその姿に妙に感動してしまう私。


作業は2時間半ほどですべて終わり、スタッフたちが去っていった部屋には段ボールの山…。
これをこれから毎日少しずつ開けていくのね、と思うと気が重くなるよ、と思いきや
丸3ヶ月もの長旅を経てやってきた愛しのグッズたちに早く会いたくて。
全部の箱を開けていくのが楽しみになってきたよ。



とは言え85個もある箱、さてどこから手をつけようか。
取り急ぎ必要なのはやはりキッチン関係。皿もコップもスプーンもなければ、お昼ごはんさえ
食べられないよ!
そこで、キッチンに搬入された約10箱を片っ端から開けていく…
出てくる出てくる、懐かしい皿やグラス、ルクルーゼにごはん鍋、鉄のエンボスフライパンも
菊一文字の包丁も無事に無傷で出てきたよ。
これで何でも作ることができる!!! そう思うとわくわくしてきた。
なんせ今までの仮住まいでは、最低限のキッチングッズが揃っていたけれど、
とにかく包丁は切れないわ、汁物を入れる器はないわ、もうはっきり言ってまともな料理をする気が
起きませんでしたのよ。
さぁこれから料理するわよ!(と、今だけのヤル気で終わりませんように〜)


ところで船便の荷物は結構しっかりと中身を開けて検査されると聞いていたんだけれど、
実のところは、ほんの5〜6箱だけ、抜き打ち検査されて済んだみたいだ。
開封された箱はテープが貼り直されているのですぐわかるんだけど、これがまぁ、何を基準に
その箱を選んだの?という箱ばかり。
たとえば新品ではない食器やスプーン類が入った箱とか、テディベア5個と紙オムツが入った箱とか、
プリンタ用の紙とか文房具などが入った箱とか…。
まぁ、本当に適当なんでしょうね。コンテナの入り口近くにたまたまあった箱とか?
ともあれ、何事もなくて本当に良かった。
特に輸送中に壊れてしまったものもほとんどないし。
(子供用ベンチチェストの一部が割れてたとか、衣装ケースのキャスターがはずれていたというのはあるけど、別にそれはどうでもいい部分。)



段ボールには、日本で作業員のおじさんたちが書いてくれた内容物メモが貼られているんだけど、
それを見ていると、6月なのに暑かったあの引越しの日をまざまざと思い出し、涙が出そうになったよ。
あの2日間は本当につらかったなぁ。でもおじさんたち、頑張ってくれたよなぁ。
ブラジルへ持ち込む荷物を厳選する気力すら失せて、最後のほうは判断能力がほとんどなくなっていた私たち。
いまここで箱を開けてみると、え〜何故にこんなモノを入れたのだ? というグッズも少なくない(笑)。
だけどいつか日の目を見るかも知れないしね、せっかく海を越えてやってきたんだもの、これからもよろしくね。
私の愛しい日本のグッズたちよ。


私信:みんなから6月にいただいた品々も元気に届きましたよ!ありがとう!
特にサラン○ップは真っ先に開けて使ったよ〜 やっぱ優秀。感激。ぜひ当地にも輸出して欲しい〜