名寄でもスープカレー
日本におけるカレー文化の発展には目を見張るものがある、と思う。
だって、もともとはインドの食べ物でしょ。なのにこれだけ様々なバリエーションが生まれ、これほどまでに定着しているんだから。
ご飯文化と、汁文化がもともとあった日本だからこそ、好まれ続けたのかもねぇ。
ブラジルにはご飯文化はあるけど、汁文化がないからねぇ。汁物が極端に少ない。しかも熱いものは食べられないと来てる。
こりゃ、ブラジルでスープカレーなんてのは絶対流行らないだろうなぁ。
(ブラジルにおけるヤキソバの流行も、日本のカレー並の定着率&人気を誇るよね。)
さてスープカレー。カレー好きの私がこよなく愛するカレージャンルの一つ。
欧風もインド風も、ハウスのバーモントカレーも大好きだけど、最近はもっぱらスープカレーが好きだ。
札幌発祥のこの新しいカレーのスタイルは、今や東京などの本州にも(少しだけど)店舗が広がり、レトルトもずいぶん種類が増えている。
あれはかれこれ10年くらい前だったなぁ、まだスープカレーが出始めだったころ、「札幌カレー戦争」なんていうタイトルで地域ニュースの企画を出したのは。
憧れの「食べ物取材」にかこつけて、一日何食もカレーを食べて、ちゃんと放送されましたよ、ええ。
当時はまだ札幌に数えるほどしかスープカレー店はなくて。らっきょとか、カリー狂我国とか、マジスパとか…。いまも人気のお店だけれど。
それがどんどん年を経るごとに増えて増えて、こんな本が出るようになって。
食べ歩きで全店制覇なんて、札幌に住んでても難しいくらいよね。
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それだけ人気が定着したスープカレーは、地方都市にも進出してきていて、うれしいことに去年から名寄にも2店存在するのだ。
はい、もちろん今回もさっそく食べに行きましたよ。2店とも。
こちらが、スプーンというお店のチキンカレー。ランチタイムはアイスコーヒーつきで1100円。
こちらは、ブッダというお店のチキンカレー。チーズをトッピングして、1000円弱でした。
どちらも辛さの段階を選べて、私は結構辛めを選ぶんだけど、ブッダのほうがマイルドかなぁ。
ブッダは少し私には塩辛いのが残念なところ。
でも、美味しいんだけどね。
自分で作ると結構な手間がかかるので(ダシが命…)、やはり、近くに手軽に食べに行けるスープカレー屋さんがあるのは本当にありがたい。
滞在中、ちょこちょこ通うことになりそうです。