サンパウロの眺めとセントロ散策


昨日、元旦早々リオから戻り、午後には家にいたんだけれどもやっぱり旅疲れで一同ぐったり…。なんだか気付いたら夜で、やや体調がすぐれなかった私は、何にも食べずに眠ってしまっていた。
夕食は義弟がつくってくれたんだって!いやぁごめんよ、我が家に来てそうそう、夕食担当になっちゃうなんて。でもありがとう。食べたかったなぁ、私も。残念!!


そして明けて2日。
ここはブラジルだから年賀状もないし、近所への年始の挨拶というのも特にない。
あ、日系人のご近所さんが3日に挨拶に見えたけど、それくらいかな。
私の体調も戻りつつあったので、短いサンパウロ滞在を有意義にしてもらおうと、ソグロとクニャードを連れてセントロ方面へ行った。
彼らは英語が出来るし、海外にも慣れているので、なんとなく肝が据わっているというか心得ているというか。こちらからあれこれ言わなくても、おおむね、海外での注意点なんていうものをカラダで覚えているみたい。
だから行動していてすごくラクである。


ダンナは今日から仕事なので、女ひとりに男ふたりと幼児ふたり(あ、これまた男じゃないか)、という構成で。
地下鉄でヘプブリカまで移動し、そこから歩いてイタリアビルへ行き、まずは41階の高層ビルからサンパウロの様子を一望してもらった。
いやぁ、いつ見てもビル・ビル・ビルだよねぇ…。
リオの風光明媚さと比べると、なんだかなぁ、やっぱり商業都市で人口密集って感じだよね。


そして次はタクシーでセーの大聖堂へ。ここはいつ来ても浮浪者っぽい人・失業者っぽい人、なんかちょっとあぶなげなオジサンたちでいっぱいだ。
うわーペルーのセントロみたいだ、と弟は言っていた。そうか、どこでもセントロという地域はこういう危なげな雰囲気があるのか…。
周りに気を付けつつ、とりあえず大聖堂に入り、少し教会内を歩いた。
大聖堂前の階段には、心なしかいつもより、座り込んでいる人の数が多いように思えた。お正月だから?!よくわからないけど。


また今度は地下鉄に乗り、お隣のリベルダーヂ(東洋人街)で下りた。
おなじみの日本食スーパー丸海でひととおり食材を見てもらい、メイドインブラジルの納豆とか、弟が日本のコリアンタウンで買っておいしかったという韓国味噌や即席ラーメンなどを購入。
ガルボン・ブエノ通りを歩き、途中で雨が降ってきたので帰りは少しタクシーに乗って帰宅した。


何度も来ているルートだけど、相手が違うと視点が違ってきて、とてもおもしろい。
花が好きな人は、咲いている花のひとつひとつの名前をたずね、
魚が好きな人は、まるまるとした魚の姿を見て日本のものと比較して喜び、
建築に興味がある人は、その歴史を垣間見ようと目を凝らし、
鉄道に興味がある人は、地下鉄車両が通りぬけ出来ないことを発見し驚き…(ほんとだ、同じ車両にイヤな客が乗り込んできたとき、逃げられないじゃないか!)


ひとりで歩くより、誰かと歩くほうが、いろんな新発見があっておもしろいのだ。