駐在員社会とゴルフ


東京あたりでは、サラリーマン=ゴルフ、という構図はいまやあまり見かけなくなった気がするけれど…
ここサンパウロでは、駐在員社会の社交術(というか、純粋に趣味というのかな?)として、
まだまだゴルフは健在のようで。
ダンナの勤務する会社でも、ほぼすべての日本人社員は、日本人御用達のゴルフ場の会員になり
月々いくらという会費を支払い、週末はゴルフ場通い… というのが非常に一般的な過ごし方のようで。
例に漏れず、ダンナも今のところ、新人ゆえのお付き合いという面も強いのだろうが、
そのような週末の過ごし方を実践しているのだ。
ちなみに我がダンナ、日本にいたときはゴルフは本当に年に一度すればいいほうで、
とてもとても諸先輩方とコースに出るような腕前では…。


しかしそこはブラジルのおおらかさか? そんな腕前であっても、ばんばんコースに出され、
まぁ少しずつだけどスコアも良くなってきているみたい。


さてそんな状況のなか、昨日の祝日に、我が家の歓迎コンペと称して、会社の日本人社員の方々が
ゴルフ場に大集合。コンペのあとの表彰式兼歓迎パーティには、奥様方や子どもたちも参加して、
ちょっとした宴会となった。もちろん、私たちも親子で参加。


初めてお会いする日本人社員の方々は、ほとんどが50〜60歳くらいで、
ブラジル駐在歴20年とか30年とか… ほとんど移民状態の方々が多いのだ。
支店の立ち上げの頃からブラジルに来て、そのまま現在もずっと駐在し続けている方々だ。
かなりのご苦労をされてきたのだと思う。いまほど、日本人にとって過ごしやすい街でもなかっただろうし。
そしてその奥様方もすごい。まだ飛行機があまり普及していなかった頃、それこそ1ヶ月以上かけて
船でやってきたという。


昨日はあまり詳しいお話をお聞きする時間もなかったけれど、そういった時代のことを、
もっと知りたい。いま私たちがこんなに快適な生活ができているのも、当時の先代方のご努力が
あってこそだから。